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不在の意味の大きさ

2/21(月)
まだまだ中日劇場の余韻に浸っていたくて、スカイステージで放映された『ステージインフォメーション』を見ました。これは東京公演のときのダイジェスト映像です。だから、土曜日に中日劇場で観たのと少し印象が違います。
印象が違うというのは、劇場の大きさの違いもあるし、作品が十分にこなれた...いい意味で枯れたというのもあるけれど、もうひとつ。ケロちゃん(汐美真帆)の不在も大きいかなって思いました。やっぱり。

というのは、同じ位置に入ったゆうちゃん(真飛聖)がいいとか悪いとかいうのでなくて...ゆうちゃんは若々しく、ギラギラした情熱が見え隠れするウバルド像を作り上げて、好演していたと思います。私は、ゆうちゃんは少し黒い役っていうか少し悪が入った役が映えると思っていて。そういう役のとき、すごく格好いいと思う。なので、それもあって、今回のウバルトはよかったと思います。フィナーレも華やかで、かわいらしくて...けど、何かが足りない....

それはきっと、私の中で、どこかでケロちゃん(汐美真帆)の影を求めているからだと思うのです。ケロちゃんのウバルドは、危険な香り、血の匂いの漂うあぶない雰囲気。思わず目が吸い寄せられてしまう感じ。ウバルドが取り戻したナイフは、ウバルドが手にしたときにすでに血が滴り落ちているかのように思われます。ファラオ暗殺の後に自刃するのも、ケロちゃんウバルドならなんとなく納得させられる...というか、なぜ?という疑問を差しはさむ余地がない....もっとも中日劇場でも、アムネリス様の熱のこもった演技で、その疑問は一瞬のうちに吹き飛んでしまったのですが...
中日劇場で、いちばん違和感...とまではいかないけれど、違う!と思ったのは、フィナーレの男役さんたちの、お衣装がエチオピア人の黒燕尾とエジプト人白燕尾に分かれている、大階段での群舞でした.....中日劇場では大階段ではなく中階段だったのだけれど、そういう問題ではなくて。最前列に、黒燕尾のケロちゃんの姿がないことに、すごい寂しさを感じたのでした。たった一人の存在が、こんなにも全体の空気が変えてしまうものか...と思うと、感慨深いものがありました。
何人か、黒燕尾の群舞のときに目をとめる生徒さんがいるのですね。けど、正直なところ、ケロちゃんのことはさほど意識したことはなかったのです。退団までは。いなくなって初めてその存在の大きさに気づいた、という感じなのです。
もしもケロちゃんが退団をしたのではなくて、昨年のようにバウ組とドラマシティ組に分かれた、みたいな状況だったら、ここまで強く意識していないのかも知れない。ケロちゃんのいないその場所に、ケロちゃんが戻ってくることはもうないのだ、ということがわかっているから。しかもこの公演は、ケロちゃんのお見送りをした直後の公演で、サヨナラの記憶がまだ生々しいから、なおのことその不在の意味の大きさ、というのを感じてしまうのかもしれません。

そう思うと、この公演でケロちゃんの位置に入ったゆうちゃんは、とても大変なのではないかしら? やっぱりケロちゃんは独特の輝きを放っていたし、ファンも多いし、キャリアもあるし、どうしても比較されてしまうと思うのです。普通だったらキャラの違い......ニンの違い、とはいわない......と受け入れられることでも、なんとなく、そうはいかなそうな気がするのです。もし私がゆうちゃんの立場だったら......ありえないけどね(笑)......とてもしんどいと思う。ほんとによく頑張ってるなぁ...って。
ケロちゃんの不在を惜しむ一方で、ゆうちゃんの頑張りを称えてあげなくちゃって気持ちになります。

そんなこんなを思いながら『ステージインフォメーション』を繰り返し見てしまいました。こんなことなら、最初から、本編のビデオを見ていればよかったのに....私ったら。

アイーダの余韻にひたる...

星組中日舞台写真ほか2/20(日)
今日は日がな一日、昨日の幕間に劇場の売店で購入した四つ切舞台写真をながめては、ため息をついていました。
とうこちゃん(安蘭けい)はいったいいつの間にあんなにセクシーで悩ましい所作を身につけていたのでしょう? ついひと月半前までは安禄山の雄々しい姿で殺陣まで披露していたというのに...
ラダメスを見上げる熱いまなざし。かと思うと、恥じらうようにふと目をそらす...なにより、『月の満ちるころ』でラダメスに抱きしめられる姿のなんとも言い難い艶かしさ! ラダメスの背を這い胸元をなでる指先が悩ましくて狂おしくて、記憶に蘇るたび胸が締めつけられるような思いがして、息苦しくなってしまうのです。
初演時に、東京宝塚劇場で初めて『王家を捧ぐ歌』を観たときは、男役・安蘭けいの不在に戸惑っていた私が、今は、娘役・安蘭けいの思いもかけない魅力を受け止めきれずに戸惑っています...

感動的な一日

中日劇場星組公演看板2/19(土)
昼公演の終了後、ネットで知り合ったお友達タッキーさんと落ち合って、中日劇場の地下でお茶をしました。タッキーさんは私が引き取っていただくチケットでお母様に見せてあげたいとのこと。もちろん喜んでご一緒させていただくことにしました。

ということで、劇場1階でお母様とお会いし、タッキーさんとは終演後またお会いする約束をして劇場に向かうエレベーターに乗り込みました。いざ!

中日劇場2階中段上手寄りの席は、思ったより舞台が近く感じられました。舞台にはトヨタ自動車の名前の入った立派な緞帳がかかっています。お母様によると名古屋では、歌舞伎など格式のある演しものは御薗座で、大衆的な演劇は名鉄ホール。この中日劇場ではその中間ぐらいといった具合なのだそうです。

王家に捧ぐ歌。幕明けの第一声ウバルドは、退団したケロちゃん(汐美真帆)に替わってまとぶん(真飛聖)です。若々しい反逆者。主役三人をはじめ主要な役どころは初演の本公演と同じだけれども、脇役が皆少しずつ若くなりました。
初演から少し間があいて、役に対する理解が深まって、それぞれの中でこなれてきたのでしょうか。本公演のときよりもスムーズにお芝居に入り込んでいける気がしました。本公演では声高らかに歌い上げる平和のメッセージが仰々しくて、正直言って耳につくというか、ハナにつくというか、ちょっと抵抗感を感じていました。けど、同じテーマが今日は、静かに心に染み入ってジワジワと広がる、そんな印象がありました。
それは、劇場の大きさのせいもあるのかな。コンパクトにまとまって、余計な部分がそぎ落とされていた気もします。この作品は、このぐらいの大きさの舞台で丁度いい作品なのかもしれないな、っていう気もしました。
歌も。特にラダメス:わたるさん(湖月わたる)とアムネリス様:ダンちゃん(壇れい)はこういっちゃ失礼かもしれないけど、本公演では歌うだけで精一杯みたいな印象もあったのだけれど。だけど、今回は違った。歌が語っている。歌の中に何か、ある世界観を感じる気がしました。
それと、アイーダ:とうこちゃん(安蘭けい)の可憐さ、女性らしさに、すごくびっくりしました。東京公演の頃は、どことなく「男らしさ」が見え隠れしていて、ちょっとフクザツな気分だったのだけれど、今日はとにかく美しい。口紅の色が、東京公演のときよりも赤みを抑えてベージュに近い色目になったのも、いいのかな?とにかく、キレイ...けど、それはそれでフクザツ...(苦笑)
歌声も、高音がきれいに伸びて、地声から裏声に変わるところも滑らかで、一段と上達したって感じ。これもまた東京公演と比較してしまうのだけれど、前と違ってまったく無理を感じさせない歌声でした。セリフまわしも、東京公演では何かにつけて「泣き」が入るのが、なんとなく耳について不快な印象があったのだけれど、今日はそれがほとんどなくて、よくなっていました。今日のアイーダはもう、申し分ないっていうか、感服しましたっていうか、感動しました。
とうこちゃんのソロ・ナンバー『アイーダの信念』は、まさに胸に沁み入る歌声。じんわりとにじむ涙でオペラグラスの視界が曇ってしまいました。
アムネリス様は、単にワガママで気が強いだけではなく、女性らしい情感をにじませて、すごくいい感じに変化していました。その気持ちの変化や人間的な成長が、前以上に共感を誘うキャラクターになったのではないかしら?

『ナイルの流れのように』のラダメス、アイーダ、アムネリス様のコーラスと振りが3人三様ながらシンクロしている様は、実際にはさほど大きな空間ではないはずなのに、すごく奥行きを感じて、すごくよかった。

女官:ウメ(陽月華)は、明るくツヨ~いお局様風で、これもグッド。すごツヨソングなど、本公演では叶千佳ちゃんと二人組だったのが一人に減らされているのに、一段とパワーアップして、まさに「わが世の春」?を満喫している雰囲気で、すごく楽しい。実際本人もすごく楽しんでいるんじゃないかなぁ?って思わせて、グッドです。私、やっぱり、ウメちゃんの個性は好きだなぁ。ダンスシーンの、踊りのスケールの大きさと存在感も。いいなぁ...同じく女官といえば、モモサリ(百花沙里)にも、やっぱり目がクギヅケになります。事前に、ネットで「モモサリはすごいよ~」みたいな情報を得ていたので、つい姿を追ってしまうせいもあるのかもしれないけれど。今回もパワフルで、お茶目で、すごく目立っていました。
ファラオ:箙かおるさんと、エチオピア王:一樹千尋さんは、もう、申し分ないですね。箙さんのたっぷりと豊かな歌声は、ファラオという存在の大きさを感じさせるし、一樹さんの細かいお芝居も、エチオピアとエジプトとの関係性を物語っていて、この舞台に欠かせない存在になっていると思います。

羽山紀代美先生の振り付けに変わった凱旋の場面は、マイヤ・プリセツカヤの振り付けのテイストを残しつつ、宝塚らしく変化していました。まぁ、もとの振り付けはそれなりの人数と舞台の大きさが必要なので、この公演では難しいという事情もあるのだろうけれども、私たちにとってはむしろこの振り付けのほうが受け入れ易いのかもしれません。まったく違和感を感じさせませんでした。格好よかったし。とはいうものの、足を怪我しているはずのラダメス将軍が、あんなに軽々と踊っていていいのか?(笑)

アイーダとラダメスの『月の満ちる頃』は、とうこちゃんとわたるさんの醸し出す情感に浸りきっていました。本公演では銀橋でロマンチックな場面だけれど、銀橋がなくなってもステキ。うっとりしてしまいました。

ファラオ暗殺のシーン。ファラオを刺したその剣でウバルドが自分自身を刺す件は、やっぱりよく理解できない...ウバルドはエチオピア王の子、てことは、次代の国王のはずなのに...
けど、ファラオとなることを宣言するアムネリス様は迫力。ダンちゃんのこめかみに青筋が立っているのがオペラグラス越しに見える。ダンちゃんにファラオが乗り移っているような気がします。

ここから、舞台はアムネリス様の悲しみに支配されていきます。ラダメスを助けようと、「だまされてやった、といってほしい」とラダメスにすがりつくような悲痛な姿は、客席の涙を誘っていました。
それを振り切り、親友2人の手で地下牢に押し込められるラダメス。刑の執行を宣言しながら、悲しみの叫びをあげるアムネリス様...ラダメスが押し込められた地下廊がセリ下がっていくときに、親友メレルカ:大真みらんが顔を背けて悲しみ、というより苦しみに耐えている表情を浮かべていました。本公演ではしいちゃん(立樹遥)が苦しげな表情を浮かべてふっと目を逸らす演技が涙を誘いましたが、みらんちゃんにはこのほうが若さにふさわしい気がして、好感が持てたし、やっぱり涙を誘いました。

地下牢の中、舞台上手でほの暗いスポットに照らされた、白いお衣装のラダメスの独白。客席は静まり返って、わたるさんの科白がじわじわと染み渡っていく気がしました。それまでこらえていた涙が、とうとうあふれ出してしまいました。そして、地下牢に忍び込んだアイーダと出会い、二人で舟に乗り、永遠の眠りに落ちていくまで。もう、一度あふれた涙はとまる暇がありませんでした。悲しいけれども愛に満ちたラストシーン。とっても感動しました。

フィナーレのわたるさんとダンちゃんのデュエット・ナンバーは、アムネリス様の夢の中なのかしら...? とふと、思いました。ここも、愛に満ちたステキなダンス・シーンでした。
とにかく、すごくよかった。すごく感動しました。

お隣で観劇されていたタッキーさんのお母様も、とっても感激した様子でした。喜んでいただけたようで、ほんとにうれしく思いました。

終演後、中日劇場のある中日ビルの1階ロビーは、劇場を後にする人たちと、出待ちの列とでごった返していましたが、なんとかタッキーさんとタッキーさんのお友達のかよこさんと再び落ち合うことができ、近くの居酒屋で宝塚の話で盛り上がりました。
かよこさんは今回の『王家』で始めて宝塚を観劇されたとのこと。「アイーダ姫をしてる方は男役さんだそうですね」というので「安蘭さんは、とってもキャリアのある、男らしい男役さんなんですよ」という話をしました。「ぜひ宝塚大劇場にもいらしてくださいね」って...私は阪急電鉄の回し者かしら?(笑)
私は観劇の興奮がさめやらなくて、けど帰りの新幹線の時間があるので、いっきにガーっと話して1時間ぐらいで立ち去ってしまいました。いったいなんなんだ?私ったら...(赤面)

名古屋駅でのぞみに乗り込んだのは、夜9時半を回っていました。のぞみの中でビールを飲みながら、幕間に購入した四つ切の舞台写真――これにはとうこちゃんの自筆で「私達は愛し合ったのよ。生きようと死のうとそれが全てよ。」という科白が書き入れてあります――を取り出して、ボーっと見つめている私。傍から見ると、かなり怪しい人だったかも...けど、今日の舞台にはほんとうに感動しました。タッキーさんとかよこさんに合えたことも含めて、とても感動的な一日でした。名古屋に来てよかった。ほんとうによかった、と思います。

わたるさんの衣装の細さにビックリ!

夢の街 タカラヅカの世界展2/19(日)
待ちに待ったこの日がやってきました。
宝塚歌劇星組中日劇場公演『王家に捧ぐ歌』観劇のために名古屋に行くのです。
わざわざ名古屋まで観にいくなんて、おばかちゃんかなぁ...けど、もし観なかったらきっと将来後悔すると思うし....なんて。あれやこれやと悩みつつ、チケぴのプレオーダーを申し込んだ日がつい昨日のよう。昨年末の星組東京公演千秋楽以来、この日を待ちわびていたのです....だから、もう、心ウキウキ。朝の目覚めはバッチリ爽快...といきたかったのだけど、昨夜、会社の同僚たちと「牛角」に行ったばかりに、今朝はちょっと二日酔い気味で気持ちわるい...ワタシったら...けど、気力を振り絞って寝床を飛び出しカーテンをあけると...目の前に広がる白い風景は、雪?

告白しましょう。ワタシは「雪女」です。冬場の出張は、必ず雪に降られます。札幌は当然のこと、長崎、福岡、徳島、神戸、京都、大阪、名古屋、越谷(埼玉)、松戸(千葉)、取手(茨城)...いたるところで雪に遭いました。昨年のお正月の花組公演を観に行ったときも、大劇場は雪に埋もれていました(苦笑)...だからといって、今日もまた雪が降るとは...

そう思うと、朝早い新幹線をとっておいたのは、正解かもしれない。名古屋についてから開演まで5時間近くあるもの...と、気を取り直して、まだ足跡のついていない路地を、最寄駅まで歩いたのでした。

ぷらっとこだまクーポンを手に、新横浜からこだまに乗り込んで指定席の座席に着く私の耳に飛び込んできたキーワード「大劇場」。「ムラ」。思わず声のした方向を振り向くと、私と同じくぷらっとこだまクーポンを持った女性二人連れが、熱心に話をしているではないですか。このお二人、目的地は私と同じかしら?その後も飛び交う専門用語。思わず耳をダンボにして聞き入ってしまいました。どうも明日は、いろんなスターさんのファンクラブでお茶会があるらしい。「ゆかりちゃん」の話題が頻繁に登場するあたり、このお二人は綺華れいちゃんのご贔屓さんかしら?
やがてこだまが小田原に着き、乗り込んできた女性に、例の二人連れが親しげに話しかけています。その後も、その女性が通路を進むにしたがい、親しげに声がかけられているところをいると、同じ車両に同じ目的地の女性がたくさん乗っているってことですね。みんな、すごい熱心!って思ってしまいます。人様のことは言えないけれど...

名古屋に着く頃には雪が雨に変わっていて、列車も定刻に到着。まずは駅ビルの高島屋で、日頃お世話になっている方々に味噌煮込みうどんの詰め合わせを発送する手配を済ませ、赤福でお茶をして、中日劇場のある栄に向かいます。

今回一緒に観劇するはずだった友人が、行けなくなってしまったので、ネットで知り合ったお友達が代わりに観劇してくださることになったのだけれど、そのお友達は今日の1回目の公演を観ているので、公演終了後に中日劇場前で待ち合わせをすることにしているのです。なので、まずは中日劇場に行って、公演終了時刻を確認しました。したら、公演終了時刻まで少し間があったので、近くにあるという松坂屋に「宝塚歌劇展」を見に行くことにしました。

栄の松坂屋南館。オルガン広場という天井の高いホールのような場所で、宝塚展は開催されていました。『宝塚歌劇展』ではなくて、『夢の街 タカラヅカの世界展』だったのですね。宝塚歌劇の紹介のほか、宝塚近辺の観光地の案内が展示されていました。
とはいうものの、やはり、宝塚歌劇の紹介がほとんどのスペースを占めていて、各組トップさんの写真や舞台写真、雪組、星組のお稽古場の集合写真が展示され、雪組『送られなかった手紙』のビデオ映像が流れていました。
星組の集合写真では、とうこちゃん(安蘭けい)、みきこさん(麻園みき)、ケロちゃん(汐美真帆)、エンディー(高央りお)の同期4人にきんさん(朝峰ひかり)を加えた5人がスクラムを組むポーズをしているのが、なんだか印象的でした。ケロちゃん、みきこさんの退団の後だけに、なんだかジーンときちゃう写真です。
トップさんの写真の前では、どこかのおじいちゃんが「この人知ってる、和央ようか。あっちは朝海ひかる」なんて、写真を指差しながら連れのおばあちゃんに話しているのを聞いて、びっくり。おじいちゃん、いつ、どこでスターさんの顔と名前を覚えたんですか...???
『ロマンチカ宝塚'04』のフィナーレでわたるさん(湖月わたる)とダンちゃん(壇れい)が着ていたお衣装も展示されていました。わたるさんの黒いパンツスーツとダンちゃんの白いパンツスーツ。どちらもすごく....細い!ダンちゃんのパンツのウエストの細いのもさることながら、わたるさんのお衣装をマネキンが着ている姿の華奢なこと。もう、ただただびっくりです。わたるさん、私よりも20cm近く背が高いのに、きっと私より細い...ヤバイ...

中日劇場に戻ると、劇場内のスピーカーからもれてくる音楽で、ちょうどフィナーレが始まった頃なのがわかりました。入り口から中をのぞくと、売店で舞台写真や絵葉書を売っているのが見えて、まだ開場前だけど、売店だけ見てはいけないかなぁ...? なんてふと思ったりしました。

さすがに二日酔いもさめかけた私。家へのお土産の味噌煮込みうどんと赤福を入れたカバンの重さに耐えかねて、劇場入り口に並んでいるベンチの片隅でしばし休息をとったのでした。

そうする間も、劇場内からはフィナーレの音がもれ聞こえ、否が応にも、気分は高まるのでした....

名古屋への足を確保

2/17(木)
今度の週末、土曜日は、待ちに待った星組中日劇場公演『王家に捧ぐ歌』。観劇のためにわざわざ名古屋に赴くのです。きっとこの公演は、観ないと後悔すると思ったのです。なんとなく、主役3人のオリジナルキャストで観るのは、これが最後になるような気がしたのです。ダンちゃん(壇れい)が退団を発表した今。正真正銘、これが最後になってしまうのですね...

せっかく名古屋まで行くのだから、浜松在住の友人が宝塚歌劇を見たがっていたことだし、声をかけてみたら、すごく喜んでいたので、一緒に観劇するつもりでいたのだけれど、その友人に電話したら「え?ほんとに行くの?切符取れてたの?」という。「だって、切符取れてるなんて言わないから、別の予定入れちゃった」って.....フツーお友達を誘うときって、チケットが取れてから声をかけるものだと思っていたのだけれど....「だって、タカラヅカのチケットって、なかなか買えないんでしょう?このまえ電話くれてから、なんも連絡ないから、やっぱりチケット取れなかったんだと思って」...なんか、根本的に、すごい行き違いがあったみたい....

なので、ネットで知り合った名古屋在住のお友達が「一緒に行く人がいなかったら声をかけてください」といってくれていたので、事情をメールでお話しました。いざとなったら、サバキに立ってもいいか....けど、中日劇場って、ビルの中にあるっていうけど、サバキに立てる場所があるかしら...???

そもそも、なぜ今日友人に電話したかというと「何時の新幹線で名古屋に行く?」って相談したかったのだけれど、そんなわけで一人で行くことになってしまったので、お昼休みに行きの新幹線だけでも確保しようと、新横浜駅構内のJR東海ツアーズの窓口に行きました。昨年のお受験以来、緊縮財政が続いているので、何はともあれコスト重視。多少時間がかかっても、ぷらっとこだまクーポンを購入せねば、と思ったわけです。ネットで調べて、10:15に新横浜を出るのがちょうどいいかなぁ...?と思って申込書を書いたら、ぜんぜん満席で、それより後なら11:45発、前なら8:15発だったら空きがあるということ。11:45発だったら名古屋に着いて14:18。公演が4時半からだから、2時間ちょっとしか時間がないのももったいないので、8:15の列車を確保しました。けど、新横浜に8:15なんて、会社に出勤するよりも1時間半も早い...せっかくの週末だというのに....

足を確保したら、なんだかすごく気分が盛り上がってきました。星組、待ってろよ~ってかんじ♪

夜、帰宅後、録画しておいた『JURIのそれってどうなの!?』を観ました。今月はとなみちゃん(白羽ゆり)はじめ、雪組の娘役さん3人。何年か前、母と私が初めて雪組公演でスターさんの出待ちをしたときに、となみちゃんのファンクラブの方々が、とても気持ちよく私たちに接してくださって。となみちゃんもとてもおっとりして感じのいい女性だったので、それ以来とっても好意的に見させていただいております...日本語がヘンかな?今回、雪組公演で、女優のブレンダ役でとっても頑張っていて、なんだか一皮むけたような印象を持っています。
そのとなみちゃんが、下級生の娘役さん二人とともに、樹里さん(樹里咲穂)ととっても楽しいトークを繰り広げています。となみちゃん、もっともっと天然かと思ったら意外とそうではなくて、けど個性的。整体に行って目と目の間を近づけたら顔が変わっちゃったので戻してもらった、なんて話もしていたけれど、感動したのは普段から映画を観たり雑誌を見たりしても、すぐに舞台に結び付けて、こんな髪型がいいかな?なんて考えているって話。ここ1~2年、めきめき美しくなってきているのは、そんな努力があったからなのですね...星組は、ワタルさん(湖月わたる)、ダンちゃん(壇れい)、トウコちゃん(安蘭けい)以下、魂で演じる人たちが揃っているけれど、となみちゃんならきっと大丈夫!なんて、ちょっと応援したい気持ちになりました。

チケットに振り回されて...

2/16(水)
4月の大劇場の花組公演の、チケぴのプレオーダーの締め切りは、今日の午前9時。なので、朝起きたら一番に、パソコンを立ち上げて、プレオーダーの入力。なんとしても、桜の季節に大劇場に行って、初舞台生の口上を観たい....

会社に着いて、仕事のメールのあと、プライベートのWebメールをチェックしたら、e+からチケット当選のメールが届いていました。GW中の花組公演。あれ?いつの間にか申し込んでいたんだっけ...? なんだかいろいろなところに申し込みをしているので、何に申し込んだのか、だんだんわからなくなってきています。けど、ひとまず1日分は確保したので、安心かなぁ....けど、GW中は羽田も伊丹も混みそうだし、宿泊も高くつきそうだし....なんでこんな日を申し込んだのかしら?私ったら。

4月の東京宝塚劇場は月組『エリザベート』です。これも、チケット確保がたいへんそう....友の会の優先販売の抽選方式は、明日が締め切りなので、午後3時のお茶の時間にかまけて、社食から携帯で、友の会の番号に電話をしました。A席で4公演分。ほんとは土日がいいのだけれど、全部土日だと外れそうなので、平日も取り混ぜて....あたるといいなぁ....

なんだか、今日はチケットに振り回された一日のような気がします....

榛名源氏はステキだけれど....

2/14(月)
バレンタインだというのに、現実の男性には目もくれず、ビデオでタカラヅカを観る私....あまりよろしい傾向ではないかも...
そういえば昨年、大劇場でバレンタイン前後の週末には、カップルで1枚分のチケットで入場できて、パンフレットももらえるっていうイベントがあるって聞いて「来年こそ、一緒に行ってくれる誰かを見つけるぞ!」と決意した記憶があるけれど、気がつくと今年も、そんな相手が現れることなく...「来年こそ!」と新たな決意を固めるしかなく...

そんなバレンタインの晩は、榛名由梨主演の『新源氏物語』を見ました。田辺聖子原作のお話。高校時代の古典の時代に難儀した『源氏物語』が、わかりやすいラブストーリーに生まれ変わっています。大地真央が、源氏の乳母の子で源氏のおそばに仕える惟光に扮していて、若々しくて美しかったです。
榛名源氏は、貫禄も色気もあって、所作も美しくて、歌舞伎の若手のようで、ステキ。私は、やっぱり榛名さんは和もののほうが好きだな....
この時代の生徒さんたちは、日舞をアレンジした舞踊もまとまっていて、やっぱり、今頃の生徒さんとは素養が違うのかな...と思わせるものがあります。そのぶん、今の生徒さんたちは、スタイルが良くて、バレエやダンスが上手なのだけれどね。すごくきらびやかで華やかな舞台だけれど、やっぱり「タカラヅカの古典」って印象がありました。

時代によって変遷するタカラヅカの舞台。もちろん、世の中や観客の好みの変化にしたがって舞台が変わっていくことは当然で、そうでないといつまでもステキな舞台ではありえないのだけれど、ちょこっとだけ、もったいないような、寂しいような気がしました。

宝塚の宝...あたたかなさよなら...

2/13(日)
タカラヅカニュースで花組バウ『くらわんか』千秋楽の模様を見ました。
谷正純先生演出のこの公演は、古典落語を題材にした人情噺第2弾。とっても軽妙なストーリーで楽しい舞台だったみたい。公演前半は蘭寿とむ主演、後半は愛音羽麗主演っていうのは、宝塚歌劇公式ホームページによれば「宝塚バウホール開場当時の理念に立ち返」った公演スタイルなのだそうです。
千秋楽の舞台には、前半主演の蘭寿とむもアドリブ出演っていうか、特別出演してて、愉快なことをしてたみたい。タカラヅカニュースの映像で見る限り、蘭寿とむは堂々の貫禄を感じさせるっていうか、やっぱり新人・若手に混じって別格の存在感がある気がしました。

バウ公演の千秋楽で、フィナーレのアンコールがあったり、若手主体の舞台では全員の自己紹介があったりっていうのは、もう、バウの恒例なのかしら?

で。そのフィナーレの後に、緞帳前に汝鳥伶が現れて、大劇場さながらのハンさま(城火呂絵)のさよならショーがありました。ハンさまの思い出の舞台の中から2曲。1曲は蘭寿とむと愛音羽麗の歌に合わせて。優雅でたおやかな舞いは、やっぱり宝塚の宝といえるのではないでしょうか。
ハンさまは『宝塚おとめ』では春日野八千代先生、松本悠里さんについで、3番目に登場されていて、お芝居では和もののおばあちゃま役で出演されてて、和ものの舞台に欠かせない方だと思っていました。スカイステージでちらっとしか見たことがないけれど、たしかさららん(月船さらら)が主演のバウ公演『春ふたたび』のときにも、さららんの母親役で出演されていて、すごくいい味を出されていたのではなかったかと思います。日舞も、品格のあるベテランの味があって、こういう方々の存在が舞台を引き締めていると思いました。まさに、宝塚の宝、です。

フィナーレの後、舞台中央の階段を大階段に見立てて、階段下りと退団挨拶がありました。
「私は明日から宝塚の大ファンになります。皆様一緒に応援しましょう」
というご挨拶に、ハンさまのお人柄がとっても感じられる気がしました。

この、フィナーレの演出に、谷先生の優しさ、温かさがこめられている気がしました。タカラヅカニュースの短い映像を見ているだけでも、それを感じるのだから、バウの客席にいたらきっと、そのあたたかなさよならの風景にとても感動したことと思います。
この、あたたかさの中に、宝塚がいつまでも多くの人々の心の中に感動と愛着を生み続ける、その理由のひとつがあるのではないかと思うのです。

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