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衝撃の集合日

一気に日記を2週間ぐらい飛ばしてしまいました。
とばした間の日記は、少しずつまた振り返る機会もあろうかと......(苦笑)

6/26(月)
週末は函館の兄に行っていました。函館から戻り飛行機を降りたら、早速モバイル宝塚をチェック。なぜなら今日は星組大劇場公演の集合日なのです。集合日といえば退団者の発表がつきもの。前回のベルばらでは一人の退団者もなかったし、今度の公演はトップスターのわたるさんのサヨナラ公演でもあるし。かなりの退団情報が飛び交っていましたが。果たして......

覚悟していたとおり、退団者のリストの中にはエンディ(高央りお)の名前が。
エンディ。幼い頃から宝塚の舞台を夢見て努力を重ね、'91年の月組『ベルサイユのばら』が初舞台。ここ1~2年、芝居のなかでポイントになるいい役が続いて、味わいのある存在感を発揮していました。昨年の『長崎しぐれ坂』では、小心者の同心「ぼら」を演じて。先の、自身3回目でもある『ベルばら』ではタキさん(出雲綾)演じるモンゼット公爵夫人と張り合うシッシーナ公爵夫人を演じ、「昔は手の届かない人だと思っていたタキさんと渡り合えるようになったことが感慨深い」と語っていました。
星組育ちのエンディ。小さい頃をともに過ごした少し上級生のわたるさんの退団公演ともいえる『Across』では公演の副長の立場でわたるさんを盛り立て、『コパ』でも一人2役の大活躍。もう、本人としても十分充実して思い残すところはないのでしょう........けど。
いまの星組に、いや宝塚に。エンディのような味のある芝居のできる、中堅ちょっと上の生徒さんはほんとうに貴重な存在になったと思う。だから、もう十分長く続けてきたとは思うけれど、もっともっと星組のために、宝塚のために、がんばってほしかったと思います。
もちろん退団はエンディが自分で選んで決めた道だと思うから、心から応援したいと思う。けれども......残念です......

90周年のときトウコちゃん(安蘭けい)が「77期はまだたくさん在団しているんです」と誇らしげに語っていたけれど。二人減り、一人減り、今年が終わると6人にまで減ってしまう......今の時点でわかっている限りでは。時の流れは食い止めようがないけれど、さびしいな.....って思います。

携帯ではらちがあかないし。もっといろんな情報を知りたいと思って第二ターミナルのエクセシオールに飛び込んだら。なんとここのインターネットコーナーは、ブログや掲示板にはアクセスできないのね.......
仕方がないので、宝塚歌劇のホームページを見に行ったら、星組退団者に加えて、月組の退団者の追加発表が。開いてみて、衝撃!そこには、のぞみちゃん(楠恵華)の名が.....なぜ?

いや、こちらはあまりに驚きで。衝撃で.......スカイレポーターズでは切れのいいレポートで大活躍で。任期半ばというのに.......しかも、大劇場公演では退団の気配はまったくなかったのに.......今月は星組『コパカバーナ』で梅田に遠征したし、秋にはわたるさんのサヨナラがあるから、次の月組、花組はちょっと一息入れて.....と思っていたけれど、そうはいかない騒ぎになってしまいました。それにしてもショックです......

たかこさんの世界

6/13(火)
今年は庭の梅の木に青梅がいっぱい実ったので、連日、酢につけたり、味噌につけたり、といった作業を母と二人で続けています。
今夜も梅のへたとりをしながら、昨夜録画した『four colors』という番組を見ました。

番組表にたーたん(香寿たつき)とリカさん(紫吹淳)、ズンコさん(姿月あさと)、たかこさん(和央ようか)の4人の名前があったので、5組化以前の当時(97年)の各組三番手さんたちのショーかなにかが、バウ公演かなにかのかたちであったのかと、そのライブなのかとおもっていたら、オリジナルの制作番組だったのでビックリ。4人のトークにスタジオ撮影、レコーディングの模様など。当時こんな番組が作られていたのですね.....

でも97年といえば、4人のなかでも真っ先にズンコさんが宙組のトップさんになる前年。着ている洋服やスタジオのセットのセンスなどが今とは異なるせいもあるけれど、なんとなく4人とも、いまいち垢抜けない雰囲気が漂っています。この時点でもそれぞれの中に、それぞれの男役像というものをすでにかなり確立していたはずだと思うのけれど、二番手からトップスターに上り詰め、卒業するまでには、この何倍も格好よくなって、美しくなっていくのだから。やはりトップスターになるということは、違うのだなぁ....とつくづく感心しました。そして、トップスターという呼び名にふさわしく成長した4人も、ここからまた、たいへんな努力を重ねていたのだろうなぁ.....と。

この4人のなかで唯一現役のたかこさんも、間もなく退団されるのだけれど。
たかこさんの作り上げた、たかこさんならではの男役像.........少女漫画の世界から抜け出たような、すっと涼しげなハンサムな男のコたち.......その方向性が、すでにこの番組の中で表現されている気がして。

あぁ、たかこさんは、自分の追求する世界、男役のイメージというものを早い段階ですでに決めていて、それの実現に向けて努力されていた方なのではないのかな....と。そして、その自分のもとめてきたイメージが、現実に舞台の上に表現できるようになったので........それは本人の実力だけの問題ではなく、環境的、というかシステム的な要因も少なくないと思いますが.......ようやく退団が決意できるようになったのではないのかなぁ.......などとふと、思ってしまったのでした......僭越ではありますが。

サッカーよりも『ベルばら』...(苦笑)

6/12(月)
サッカーのワールドカップが始まっています。今夜は日本代表の初戦、オーストラリア戦の中継を見てまいました。

4年前。日韓共催大会の年。日本代表が表されたその日はワタクシ、ベイブリッジを臨む病院で、手術を受けていたのでした。
麻酔が覚めてテレビをつけたワタシの目と耳に飛び込んできた「俊輔落選!」のニュース........ショックでしたね........

で。その中村俊輔が、日本初のゴール!俊輔、やたっ!

テレビの前ではしゃいでる私に、母は。

「めまぐるしいから『ベルばら』かなんかにしてよ」

.......母はこんなときでも、サッカーより『ベルばら』なのですね.....(苦笑)

やむなく茶の間のテレビは母に譲り。 ナツメさんのフェルゼン編のビデオに切り替え。ワタシは自室の小さいテレビでサッカーを見ていました........たまにはこういうときもあってもよかろう。我が家的にかなり珍しいシチュエーションだけど(笑)

試合は結局、終盤に3点入れられて、日本が負け。
落胆して茶の間に下りると、ちょうど牢獄の場面で、ひびき美都さん?演じるマリー・アントワネットがメルシー伯からお人形のステファンを受け取るところでした。

このベルばらをほぼリアルタイムで見ていた頃は、なぜここでお人形のステファンが出てくるのだろう...?「これからはこのステファンというお人形をお大切に」って。もうじきに断頭台に上る運命にある王妃に「これから」って、どういうことかしら....? って。分らなかったのだけれど。

最後の面会に現われたメルシー伯は、マリー・アントワネットの未来は断頭台に上ることではなく、フェルゼンとともにフランスの外の、誰も王妃の身分を知る人のない地に逃げ、二人で静かに生きる姿なのだと思う。

ステファンはマリー・アントワネットの幼い日々の象徴。あの頃のように明るく屈託なく生きてほしいと願うメルシー伯の思いが込められているのではないだろうか...?
であるとともに、もうこれ以上、王妃のそばで見守ることのできないメルシー伯の身代わりでもあるのではないだろうか....?

先日の星版『ベルばら』を見て、そのことに気づいてしまってから、この場面は涙なしには見ることができなくなってしまいました.....

...ん....今夜の涙はそういう涙ではなかったはずだが.....(苦笑)

very exciting project

6/10(土)
今週も土曜の日課は『タカラヅカニュース総集編』。今週は星組バウの初日と梅田芸術劇場の初日の模様を放映していました。

星組バウはしぃちゃん(立樹遥)主演の『フェットアンペリアル』。19世紀のフランスとかロシアとかのお話。でも、主演のしぃちゃんも、ヒロインのウメ(陽月華).....敬称略(笑)....も、長身でスタイルがいいから、豪華なお衣装もすっきり着こなしていてステキ。ていうか、出演者全員、クラシックなお衣装がとってもキマってるのは、やっぱりついこのあいだまで宮廷服だのワッカのドレスだのを着ていたからかしら....??
舞台はなんとなく、しぃちゃんらしい、あたたかな空気が流れているのが、映像からも見て取れます。明るくあたたかな愛情に満ちたしぃちゃんの表情。どういうストーリーだかよくわからないけれど、なんだかいい感じです。
ヒロインのウメも、すっかり落ち着いて。大人になった.....って印象。キレイです。もう、いつなんどき、だれかの相手役になってもおかしくないのではないかしら....? って思いました。
また、何の役だかわからないけれど、みなみちゃん(南海まり)も、キレイでした。みなみちゃんも、ふんわりとやわらかく優しい雰囲気が魅力ですね....もっともっといい娘役さんに成長してほしいですね....
終演後の、しぃちゃんの挨拶は、やっぱりしぃちゃんらしい、フランクであたたかいものでした。いま感じていることを、自分の言葉で観客に語りかけているって言う感じ。いい感じだな.....あの空気の中に、ワタシも身をおきたいと、とっても思いました。

宝塚のスターさんは、お芝居やダンスなど、芸事の才能や実力だけでなくて、それとは違う側面でファンを惹きつける......というか、巻き込む何かが必要なんだと思っているのですが、しぃちゃんはその「何か」を、確実に身につけているのではないかしら....って思いました。

梅田芸術劇場は『コパカバーナ』。こちらは、いろんなブログや掲示板でも既に話題になっているし、スカステのステージインフォメーションなんかでも放映されているから、ある意味、期待通りっていう印象。
でもやっぱり、タバコ売りのじゅんこ組長(英真なおき)のお衣装は意外で衝撃(笑)。でも、似合わないわけじゃないし、すごく様になってる。『NOW ON STAGE』で、演出の三木センセイも語っていたけれど、海外もののミュージカルにはああいう女性が必ず登場するものね。芸達者なじゅんこ組長ならではの役では?と思いました。
あすかちゃん(遠野あすか)も。すごいチャーミング。役作りがうまいなぁ......トウコちゃん(安蘭けい)も、役作りが上手いという点では同様。主演のわたる(湖月わたる)さんも、いい感じです。私は次の土日に梅田芸術劇場に行くのだけれど。ますます楽しみになりました。
私、わたるさんは舞台挨拶がとっても上手だと思います。いつも、ファンの心をシッカリとつかんでいると思います。舞台の後の挨拶やカーテンコールも含めて、星組の舞台はとっても楽しいと思う。なかなか、その場にいられるチャンスがないのだけれど。

終演後。ダンスの振り付けをしたダレン・リー氏がインタビューで「very exciting project」と語っていました。とてもワクワクするお仕事でした、そんな雰囲気でしょうか.......『NOW ON STAGE』でも、出演者たちがとっても楽しいと言っていたし。舞台を見たコたちも「楽しかった~」といっていたし。この作品は、作品に接する誰にとっても、ery exciting project なんだな.......

あぁ、早くナマの舞台を観劇したい......

『組替え異動について』

6/9(金)
仕事中にふと覗きにいった宝塚歌劇のホームページに『組替え異動について』というタイトルがありました。先日も大規模な異動があったばかりだし、トップさんの退団発表も相次いでいたので、このようなタイトルを見ると、次は何だろう.....って思ってドキドキしてしまいます.......心臓によくないです。ゼッタイ(苦笑)

で。ドキドキしながら見てみると、タキさん(出雲綾)が月組組長になる、とのこと。あぁやっぱりなぁ......というのは、ゆら組長(夏河ゆら)が退団した後、現・副組長のえりさん(嘉月絵理)が繰り上がるっていうのは、ないだろうな....と思っていたから。きっとどこかの組の組長さんが組替えでくるか、誰か専科が組長に降臨するのかしらって思っていたから。
それは、別にえりさんが頼りないとか、そういう意味ではなくて、さすがにまだ若いし、副組長1公演だけの経験で組長に昇進というのは、キャリア短すぎでは?と思っていたから。

タキさんの歌声はとっても魅力で、いろんな組のいろんな公演で聴いてみたいけれど、なんとなくタキさんは、まだどこかの組の組長でいてほしいな、って思っていたし。月組とは昨年の『Ernest in Love』で共演しているし.....全員ではないけれど.....、それにこれまで月組は娘役が組長さんだったから、これからも娘役さんのほうがなんとなく馴染むような気がするし.....ファンの目から見て、ですが(苦笑)。だから、タキさんが月組組長に就任ってきいて、うれしい気がしています.....けど。こう感じているのはワタシだけかな?

タキさんのほかは、ゆみこさん(彩吹真央)が花組から雪組へ、えりたん(壮一帆)が雪組から花組へ、それぞれお里帰り。今回の組替えは、前回発表になった大規模な異動と較べると、あまり違和感がないです。ワタシの印象では。
でも、いずれもいわゆる「路線」といわれるスターさんだから、きっと物議を醸すことでしょうね.......

この組替えが何かに繋がるものなのかどうなのか。考えられることは、たくさんあると思うし、きっと今この瞬間にもネット上のいろんなブログや掲示板で熱い議論が交わされていると思うのだけれど。
ただただ、これらの組替えの結果。宝塚歌劇の舞台がより美しく、楽しく、魅力的なものとなることを信じたいと思います。

サヨナラの気配

6/7(木)
都内の桜田門まで用事があって出かけたので、帰りに日比谷のキャトルレーヴに寄ってみました。

目的のひとつは星組『コパカバーナ』プログラムを買うために.......というのは、もれ聞こえる評判も、スカイステージで見る舞台の雰囲気も、とっても楽しそうなので。せめてプログラムだけでも見て、気分を盛り上げようかな.....って思って。

もうひとつは先日ベルばら本のⅡを買ったときに、を買ったときにもらった応募券を忘れてしまって、プレゼントのポスターがもらえなかったのだけれど。そのときに、後から応募券とレシートを持っていけば、交換してくれるっていわれたので。もしかしたらまだプレゼントがもらえるかな~って思い。

目的どおり『コパカバーナ』公演プログラムと、それに『コパカバーナ』のポスターと同じ柄のクリアフォルダ、スチール写真を購入し、レジにベルばら本の応募券を出したら、ベルばらの役替わり全員の写真の載ったポスターと交換してくれました。ポスターは、半分が星編、半分が雪編で、思ってた以上にいい感じ。大切にしなくっちゃって思いました。

数週間前まで『ベルサイユのばら』一色だったキャトルレーヴの店頭は、今日はたかこさん(和央ようか)・ハナちゃん(花總まり)のサヨナラムードに一転していました。
雪組公演が終わって宙組公演に変わったのだから、当たり前といえば当たり前の風景なのだけれど......なんとも感慨い......

サヨナラの気配.......ちょうど夜の部の公演が始まって、お客さんの足が途絶えた時間帯だったせいか、店内に人もまばらで。たかこさんとハナちゃんの絵葉書やブロマイドを眺めているうちに、なんとなく寂しい気持ちになってしまいました。

団体競技のタカラヅカ

6/7(水)
星組はバウ梅田芸術も始まって、どちらももれ聞こえてくるのはいい評判ばかり。

あぁ。どうしてどちらも東上してもらえないのでしょう.......もっともどちらも、東京公演があったとしても、果たしてチケットが手に入るのか...??? という問題は残るのですが(苦笑)

さて。今夜は久しぶりに早く帰宅したので、久しぶりに『プリマダム』を最初から見ることができました。

発表会を目指してお稽古に励む土井バレエ教室の生徒さんたち。元ヤンキーで八百屋の若奥さん役のえみくらちゃん(映美くらら)も、バレエが上達していました.........はじめの頃は、あまりに「初心者のバレエ」が板についているので、もしかしてこれって素?って不安になって、月組時代のビデオを引っ張り出したりなんかしていたのだけれど(苦笑)、やっぱり上達してくれば、ちゃんと様になっているので、ほっとしました(苦笑)
でも「元ヤンキー」の、ちょっと元気な言葉遣いは、やっぱり様になっているので........ビミョウです.......(苦笑)

『プリマダム』を見て、いつも感心してしまうのは、中森明菜のカリスマ・オーラ。ん........ショーコちゃん(黒木瞳)にしても、えみくらちゃんにしても、宝塚歌劇の娘役さんとしては目立つ存在だったと思うし。こういっちゃなんだけど、中森明菜よりかキレイだし、かわいいと思う。けど、なんかかなわないものがあるな.....それって単に役柄の違いだけじゃないな......って思います。

それは何かな?って思うと、やっぱり宝塚の人っておとなしいのかな....それは「清く正しく美しく」の精神の下、お行儀よく育ってきたせいかしら?それとも、宝塚歌劇は大勢で一つの舞台を作り上げてきた。一方で、中森明菜は一人でステージを支えてきた。その違い、いわば団体競技と個人プレーの違いなのかしら.....???

けど、そんな団体競技の宝塚歌劇、そんな中で育てられてきたタカラジェンヌさんが、私はやっぱり好きかな..........中森明菜のオーラはもちろんとっても魅力なんだけどね。

二人でいいね♪

6/6(火)
仕事中にふと宝塚歌劇の公式ホームページを見にいったら、まーちゃん(舞風りら)の退団記者会見の記事がアップされていました。

白いお洋服......産経新聞ENAKには「生成のワンピースとフェミニンなボレロ」と書いてありましたが......で、晴れやかな笑顔のまーちゃんからは「本当に充実していると感じましたので卒業することを決意しました」という言葉が、ほんとうにそのとおりなのだな、と感じました。

小林公一理事長の「主演娘役になりましてその才能を一気に開花し宝塚を代表する娘役になってくれたと思います」という言葉も、そうそう、そのとおり、って感じです。よくぞ言ってくださいました、理事長、って感じ(笑)

まーちゃんの、シャープでありながら優雅なダンスと、やわらかくやさしい歌声と情熱的な地声を歌い分ける歌唱力は、華やかなレビューやショーをリードして。そういう意味で現在の宝塚の代表的な娘役さんであると思います。ダンスや歌は、花組の頃から実力が認められていたけれど、雪組の娘役トップさんになって、存在感が一段と際立って大きくなったと思う。私も。まさに、理事長のいうとおり才能を一気に開花した、という雰囲気ですね。昨年の『ゴールデン・ステップス』の華やかさも、まーちゃんなしには語れないと思います。

そうはいっても、ほんわかやわらかな雰囲気は変わらない、そこも魅力です。

「感謝の気持ちと、舞台への熱い想いを大切にしてきました」「男役さんの隣にいてホッコリ、やわらかい雰囲気を出せること。2人でいいね、といっていただけるように」という言葉からは、まーちゃんらしさがあふれている気がしました。

どんな男役さんと組んでもその横で、その男役さんを引き立てつつ、まーちゃん自身も魅力的に見せている。けっして男役さんよりも出張ることはなく、かといって目立たなくなってしまうこともなく。まさに「二人がいいね」って思わせる娘役さん。

そんなまーちゃんが居なくなってしまうのは、やっぱり寂しいな.......でもきっとまーちゃんは、最後までコムちゃん(朝海ひかる)の横で「二人でいいね」って思えるようなシーンをたくさん見せてくれて、私たちの心に「二人でよかったね」って思いを残してくれるのだと思います。もう残り少ないけれど、まーちゃんの雪組娘役トップさんとしての舞台に、とても期待しています。

ステキなカンパニー

6/5(月)
カンパニー company......一座。仲間。

土曜日に初日を迎えた梅田芸術劇場・星組『コパカバーナ』。スカイステージでも、出演者座談会『NOW ON STAGE』の放映が始まりました。最初に放映されたものをビデオに録画して、週末の間に3回も見てしまいました。

そして。上の言葉が心に浮かびました。

ひとつの舞台を作り上げる仲間。同じ目的に向かって力を出し合う同志。一体感。充実感。『コパカバーナ』という作品自体、明るく楽しいものであるだろうけれど、そのカンパニーの一員として、その作品に関わっていることが大きな喜びなんだなっていう感じを、一人ひとりの言葉や態度から受けました。

この明るくて楽しい雰囲気は、星組のトップスター・わたるさん(湖月わたる)や二番手・トウコちゃん(安蘭けい)、じゅんこ組長(英真なおき)、専科のまやさん(未沙のえる)の持ち味ならではのもので、これらの方々が引っ張っているからこそ、この雰囲気が生み出されているのだと思うけれど。

たとえば、専科に移籍して初めての舞台出演になるあすかちゃん(遠野あすか)が「わたるさんが気を遣ってくれているの、知ってます」と言って。わたるさんも「自分も専科の経験があるから、最初の印象って大事だって思ったから...」と言っていたり。

皆が盛り上がって話している中、一人黙ってきいているとなみちゃん(白羽ゆり)に「何か話したっけ?」と話題を振る、まやさんとか。

そんな気配りにも、雰囲気のよさが感じられます。

また、トウコちゃんも、カメラが向けられていなくても、相槌をうったり突っ込みを入れたりしているし。あすかちゃんものびのびとお話をしているし。
6人が6人とも、作品のことを話すのがうれしくて、その楽しさを伝えたくてたまらなくて話しているっていう雰囲気が感じられました。

あぁ、なんてステキなカンパニーなんだろう。きっといい舞台であるに違いない。そんな予感を確信に変える、何かを見た気がしました。2週間後の観劇ツアーがとっても楽しみになりました。

終わりの始まり.....

6/5(月)
週末の『タカラヅカニュース』はコムちゃん(朝海ひかる)の退団記者会見から始まりました。
白いジャケットに白いパンツのコムちゃんは、さっぱりと清々しく.......予想していたとおり(苦笑)......退団の決意を語っていました。

宝塚では白は退団の色なのですね。伝統的に。そこにどんな意味が込められているのでしょうか....? わからないけれど、退団の決意を語るときの白いお洋服は、その揺るがない決意、純粋な思い、といったものを感じさせます。それに、スターさんがもう永遠に手の届かない、遠くの世界に行ってしまう.....そんな気持ちにさせられます。

「今が心身ともに充実していることもあって、次の人生を踏み出してもいいか、と思いました」
と。

いちばんいいときに、退団を決意する......その感覚が前はよくわからないでいました。
でも、そこに上り詰めるまで、心身ともに頑張りつづけてきたはず。うれしいことも多かったろうけれど、つらいことだって多かったはず。それを乗り越えて。自分でも納得がいくようになったとき、新たな世界に目を向ける余裕も力も生まれてくるものなのだろうな.....って。最近はなんとなくわかるようになってきた。
でも、ファンのきもちからすれば、いまがほんとに充実したいい時なのだから、もっともっと長く、その姿を見ていたい.....って思うものだけれど....

クールに淡々と語っていたコムちゃんが、宝塚歌劇への愛を語るとき。遠くを見つめるような眼差しで、ひとことひとことをかみしめるように話していたのが、印象的でした。その瞳には光るものが....???

「宝塚にいた年月は私にとって、体の半分ぐらいになっています」

その年月をいとおしむような表情........コムちゃん自身、宝塚をとても愛していたのですね。だから、ここまで頑張ってきて、ステキなスターさんに成長されたのですね......
そんなコムちゃんの姿を最後まで見届けたいと、心から思いました。


続いて、宙組東京公演の初日。記憶に残る....そしてきっと歴史に残る....主演コンビ、たかこさん(和央ようか)とおハナちゃん(花總まり)の最後の公演の幕が、とうとう開いてしまいました。たかこさんの、型破りでステキな舞台挨拶も。もう、数えるほどしか聞くことができない......たかこさん自身もご挨拶の中で

「これが最後の初日挨拶だなぁ、と....」

と、おっしゃってました。この公演は「最後」の連続なのでしょうね。「最後の阪急交通社」「最後のお茶会」などなど.....そういえば、私にとって「最後のタカハナ」は、たかこさんにとって「最後の阪急交通社」となる公演なのですね.....今回の初日は、いわば「終わりの始まり」.......


おなじニュースの中で、94期生の「すみれ売り」の様子が放映されました。
今春、宝塚音楽学校に入学し、タカラジェンヌへの第一歩を踏み出した「乙女」たち。真新しい緑の袴を身にまとう姿は、一様に初々しくて愛らしい。晴れやかな笑顔も、キラキラと輝くよう。

でも、その袴姿が。少し前に見た、おハナちゃんやマチカ(麻愛めぐる)の姿にかぶる......ジェンヌさんがジェンヌさんとして存在できるのは、舞台の神様に授けられた、限りのある時間。その最初と最後は緑の袴姿なのですね。このすみれ売りも、ある意味「終わりの始まり」なのかしら.....なんて。ちょっと感傷的になってしまいました。

こぼれる笑顔の94期生さんたちにとって、限りあるジェンヌの時間が充実したステキなものであるといいな。みんな、ステキなスターさんになってくださいね♪

あなたの頑張りが私の励みになる...

6/4(日)
昨日とどいた『歌劇』を眺めていたら、2005年度の「年度賞」というのの受賞者の名簿が載っていました。

「年度賞」って、昔、3学期の終業式のときに成績が良かったり、行いがよかったりしたら表彰される、あんなようなものなのでしょうか...???
「新人賞」とか「努力賞」とかあります。「新人賞」は桜乃彩音ちゃん。「新人賞」っていっても、まったく「新人」というわけではないのですね.....
でも「優秀賞」かな?あさこちゃん(瀬奈じゅん)とかなみちゃん(彩乃かなみ)ちゃんの名前があったけれど。主演コンビの評価って、作品に恵まれているかどうかにもかかっている気がするから、主演コンビの受賞は、他の大勢のスタッフさんたちに対する評価でもあったりするのかな....なんて思ったりしました。

そんな中「レッスン奨励賞」っていうのがあって。宙組の雅桜歌ちゃんの名前をみつけました。
私が初めて、大劇場に母を観劇に連れて行ったのは、2003年5月の月組公演。89期生の初舞台の公演で。そのときに口上をしていたのが、雅桜歌ちゃんだったのですね。私にとっても、初めて見た初舞台生の口上はとても感動だったのですが。雅桜歌ちゃんの名前も、文字通りみやびでとても綺麗な名前だったので、深く印象に残っています。なんとなく線の細そうなイメージが.......失礼な!.....あったのだけれど。あれから3年。きっと頑張ってレッスンに励んでいたのですね。最近時折『タカラヅカニュース』の映像の中でも、とてもシッカリとお話をしているのを見かけて、そのたびにほっとするというか、頼もしく思うというか。......初舞台から知っている生徒さんが活躍しているのを見るのは、母親のように、とまではいかないけれど、従妹の成長を見守るような、そんな思いがするのですね。無条件で応援してしまうというか。そういうところが、宝塚歌劇ならではの魅力なのですね。

でも。大勢いる生徒さんの中から、2~3人しか選ばれない「レッスン奨励賞」を受賞したのは立派なことだなって思います。
そうやって頑張っている生徒さんがいて、あの華やかな舞台が成り立っているのだなって思うと、あらためて感動を覚えます。

そして、そうやって頑張っている生徒さんたちがいるって思うと、私たちも元気付けられる気がします。明日への活力の源.......ですね。

雅桜歌ちゃん、おめでとう。これからも頑張ってくださいね♪
アナタの頑張りが、私たちへの励ましになります♪

やはり「名作」なんだな....

6/3(土)
朝。部屋の掃除をしながらスカステで放映されていた『国境のない地図』を観ました。

東西ドイツの分裂と壁の崩壊を描いた作品。引き裂かれた二つの国家の間で。逆境や失意の中でなおも生き、再び立ち上がる「愛」の姿を描いた作品........ていうのかな。まさに「大作」ですね......マリコさん(麻路さき)演じる主人公の実直さ、真摯さ、といったものが、感動を誘うのですが、この作品を観るたびに.....映像ですが......私が泣けてしまうのは、ラスト近く。ベルリンの壁の前で、真織由季さんが銃をすてて『喜びの歌』を歌い始めるシーン。真織さんの歌声に、いつも涙を誘われています...........どうも私は「声」に感動を誘われるケースが多い気がしますね........(苦笑)

この作品で取り上げたような問題は、じつはとっても難しいから。現実はこんなに甘いものじゃないんだよ、とか、こんなきれいごとじゃないんだよ、っていう話はあると思うし。宝塚歌劇のような劇団が、リアルな社会的な問題を取り上げるのってどう?って話もあるとも思うけれど。
でも、この作品が上演された時期は宝塚歌劇団も阪神淡路大震災から立ち上がらなければならないたいへんなときで、そういう中でこのような作品を作り上げ、世に送り出したことは、価値があるのではないかな、って思います。私たちは今もこの作品を見るたびに、失意の中から立ち上がる人々、というモチーフを深く心に刻み込んでいくわけだし。

ところでこの作品は、マリコさんのトップお披露目であると同時に、まーちゃん(舞風りら)、タニ(大和悠河)、ゆうくん(真飛聖)たちの初舞台でもあったのですね。舞台のはじめに初舞台生口上の映像が出てくるのだけれど。口上を述べる3人のうちの一人は、いま星組生のゆかりちゃん(綺華れい)でした。初舞台当時からキレイだったんだなぁ......と感心。
初舞台生ロケットは、例年と較べると、振り付けもお衣装も、ちょっとあっさりしている気もするけれど、でもそういう状況だったのかな.....と思うと、納得もいく。この年の初舞台生さんたちは、初舞台が踏めたことが、ほんとうにうれしかったのだろうな........初舞台生さんたちの零れ落ちるような笑顔を見ると、鼻の奥がツンとしてきます。

フィナーレの大階段の黒燕尾はとても格好よく。白城あやかちゃんとマリコさんのデュエットダンスはとても美しく幸せそうで。これぞ宝塚という舞台。
でも、かっこういいとか美しいとか、そういう外面的な部分だけではなくて、この舞台を作る人々の「心」とか「愛」の感じられる舞台だったのではないのかなと。映像からも思ったりするのでした。

作品を作る人々、演じる人々の思い。スターさんたちの個性と力量。その作品が生まれたときの世の中の状況......いろいろなものが絡み合って「名作」と呼ばれる舞台が生まれるのだろうと思うけれど。そういう意味で、この作品はやはり「名作」なんだな.......

折りしも、この作品で新公主演を務めたわたるさん(湖月わたる)と、この作品で初舞台を踏んだまーちゃんが、それぞれに退団を発表しているけれど。そういう目でこの作品を見たとき。いま、宝塚の舞台はひとつの節目を迎えているのかな.......なんて思ったりもします。ちょっと偉そうですが.....(苦笑)

ダンスの神様に祝福された天使

6/1(木)
仕事中に何気なく宝塚歌劇のホームページを覗きにいったら

雪組主演娘役 舞風りら 退団のお知らせ
という文字を見つけて、すごくビックリしました。

え?まーちゃん。あなたまで.........そんな気持ちです。

今年は、たかこさん(和央ようか)、ハナちゃん(花總まり)、わたるさん(湖月わたる)さん、コムちゃん(朝海ひかる)、と。次々にトップさんが退団していくけれど。でも、これまでのトップさんの退団発表は、ある程度予期したものではあったのですね、私の中で。でも、まーちゃんはノーマークでした。

だって........コムちゃんの退団記念公演『アルバトロス、南へ』に出なくて、全国ツアーに帯同するっていうし。だったら、退団するのはコムちゃんだけで、まーちゃんはお見送りをするのかな.......って。漠然とそう思っていました。

でも、考えてみると、まーちゃんはコムちゃんのことをとっても尊敬しているし、慕っているし。いつもコムちゃんを立てていたし。コムちゃんとまーちゃんは「お似合いのカップル」でもあったし。二人が一緒に退団するのは、自然な流れといえば、そうなのかもしれないけれど。でも、寂しいな......

自分でも驚いてしまったのだけれど、まーちゃんの退団のニュースに触れて、ワタシ、予想外に衝撃を受けています。あぁ退団しちゃうんだ....って思ったら、涙があふれてきてしまって。仕事中にもぼんやりと考えてしまって.........サヨナラショーのある公演のチケットを買わなくちゃなぁ.....とはいっても、なかなか手に入らないだろうな......などなど。まーちゃんのいろんな姿を無意識のうちに思い浮かべていて、そのたびに、涙ぐみそうになる自分にうろたえていました。あまりに仕事が手につかないので、今日は早くに仕事を上がってしまいました。

帰宅して『ゴールデンステップス』のDVDを見ながら、まーちゃんの魅力を再確認していました。

軽やかに、華やかに、優雅に踊るまーちゃんは、舞台にきらめく光の中に生きる妖精。あるいは、ダンスの神様が地上に遣わした天使.......そんな気がしました。

まーちゃんがわたるさんと踊った『国境のない地図』の中のデュエットダンスは、ふんわりとやさしく穏やかな光に満ちているようで。わたるさんもまーちゃんも、とってもステキでした。

まーちゃん........惜しいな......
クリスマス・イブは、ぜひとも東宝に駆けつけなくては。チケットがあってもなくても......(苦笑)

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