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やはり「名作」なんだな....

6/3(土)
朝。部屋の掃除をしながらスカステで放映されていた『国境のない地図』を観ました。

東西ドイツの分裂と壁の崩壊を描いた作品。引き裂かれた二つの国家の間で。逆境や失意の中でなおも生き、再び立ち上がる「愛」の姿を描いた作品........ていうのかな。まさに「大作」ですね......マリコさん(麻路さき)演じる主人公の実直さ、真摯さ、といったものが、感動を誘うのですが、この作品を観るたびに.....映像ですが......私が泣けてしまうのは、ラスト近く。ベルリンの壁の前で、真織由季さんが銃をすてて『喜びの歌』を歌い始めるシーン。真織さんの歌声に、いつも涙を誘われています...........どうも私は「声」に感動を誘われるケースが多い気がしますね........(苦笑)

この作品で取り上げたような問題は、じつはとっても難しいから。現実はこんなに甘いものじゃないんだよ、とか、こんなきれいごとじゃないんだよ、っていう話はあると思うし。宝塚歌劇のような劇団が、リアルな社会的な問題を取り上げるのってどう?って話もあるとも思うけれど。
でも、この作品が上演された時期は宝塚歌劇団も阪神淡路大震災から立ち上がらなければならないたいへんなときで、そういう中でこのような作品を作り上げ、世に送り出したことは、価値があるのではないかな、って思います。私たちは今もこの作品を見るたびに、失意の中から立ち上がる人々、というモチーフを深く心に刻み込んでいくわけだし。

ところでこの作品は、マリコさんのトップお披露目であると同時に、まーちゃん(舞風りら)、タニ(大和悠河)、ゆうくん(真飛聖)たちの初舞台でもあったのですね。舞台のはじめに初舞台生口上の映像が出てくるのだけれど。口上を述べる3人のうちの一人は、いま星組生のゆかりちゃん(綺華れい)でした。初舞台当時からキレイだったんだなぁ......と感心。
初舞台生ロケットは、例年と較べると、振り付けもお衣装も、ちょっとあっさりしている気もするけれど、でもそういう状況だったのかな.....と思うと、納得もいく。この年の初舞台生さんたちは、初舞台が踏めたことが、ほんとうにうれしかったのだろうな........初舞台生さんたちの零れ落ちるような笑顔を見ると、鼻の奥がツンとしてきます。

フィナーレの大階段の黒燕尾はとても格好よく。白城あやかちゃんとマリコさんのデュエットダンスはとても美しく幸せそうで。これぞ宝塚という舞台。
でも、かっこういいとか美しいとか、そういう外面的な部分だけではなくて、この舞台を作る人々の「心」とか「愛」の感じられる舞台だったのではないのかなと。映像からも思ったりするのでした。

作品を作る人々、演じる人々の思い。スターさんたちの個性と力量。その作品が生まれたときの世の中の状況......いろいろなものが絡み合って「名作」と呼ばれる舞台が生まれるのだろうと思うけれど。そういう意味で、この作品はやはり「名作」なんだな.......

折りしも、この作品で新公主演を務めたわたるさん(湖月わたる)と、この作品で初舞台を踏んだまーちゃんが、それぞれに退団を発表しているけれど。そういう目でこの作品を見たとき。いま、宝塚の舞台はひとつの節目を迎えているのかな.......なんて思ったりもします。ちょっと偉そうですが.....(苦笑)

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