Recent Trackbacks

« September 2006 | Main | November 2006 »

ステキな夢を最後まで......@雪組千秋楽

昨日10/30(月)。雪組トップスター・コムちゃん(朝海ひかる)が、お相手役のまーちゃん(舞風りら)と大劇場を卒業しました。

宝塚歌劇の公式ホームページに、朝楽屋入りするときのコムちゃんの表情が映っていました。とても爽やかな、平常心といった感じの面持ち。コムちゃんらしい笑顔でした。

退団の記者会見の席で、手形のお披露目があったようです。先に大劇場を卒業されたわたるさん(湖月わたる)のときも手形のお披露目があったけれど、このあたりの流れが変わったようですね。たしか、たかこさん(和央ようか)のときには、貴社会見の席で型をとっていたような気がするので。

記者会見でコムちゃんは

「雪組に来れたからこそ、私はここまで芝居、歌、踊りが好きになれたと思います」

と語ったそうです。

そう。花組の頃のコムちゃんは「私は踊っているだけで幸せなのに、どうして歌や芝居をしなければならないんだろう.....」と悩んでいたって。雪組に組替えになって間もない頃に語っていました。

宙組で歌うことに目覚め、雪組になってお芝居をすることに目覚めた。

もともと豊かな才能を持った人だったのだと思います。度胸もあるし。それが雪組で開花したのですね........

お披露目のショー『Joyful!!』では、雪組の組子さんたちに囲まれた真ん中で、ピンクのお衣装で踊るコムちゃんがとってもかわいかった。私が舞台の上のタカラジェンヌさんを見て、初めて「フェアリー」って言葉を実感した瞬間でした。

『Joyful!!』はとっても大好きなショーでした。そのショーが見たくて、初めて何度も通った公演でした。『Joyful!!』を追いかけて、浜松まで行ったこともありました。

『Joyful!!』では、まーちゃんもステキでした。コムちゃんに寄り添う愛らしいお相手でもあるし、男役さんたちに囲まれて強い女であったり。ベストにパンツで飛び跳ねるように踊っていたり。多彩な魅力を発揮していて、いっぺんでまーちゃんの魅力の虜になってしまいました。

でも。可愛らしいけど頼りなげなトップさんだな......って思った。その頃。

だけどあれから4年?コムちゃんはとってもたくましくなった。いたいけない少年がさまざまな経験を経て大人の男になった感じ。とても立派なトップさんになった。

10/20の舞踊会の日の昼間。雪組公演を観ました。コムちゃんは、たくましくてかっこよかった。あの華奢でかわいらしいコムちゃんの面影はないけれど。でも、コムちゃんにしか表現できない世界を、余裕をもって演じている姿に。そして、あのときと同じように、コムちゃんに寄り添って優しく愛らしく、そして舞台の真ん中で力強く華やかに踊るまーちゃんの姿に。お披露目の頃からこれまでのコムちゃんとまーちゃんのあんな姿、こんな姿が心に浮かんで。後から後から涙がこぼれてきました。

豊かな表現力とふんわりと優しい空気で私たちにたくさんの夢を届けてくれた、コムちゃんとまーちゃん。
この二人らしい、愛らしく幸せな雰囲気に満ちたショットがENAKに掲載されていました。

同期からのお花を届けたのは、おさちゃん(春野寿美礼)ととしこちゃん(鈴懸三由岐)だったそうです。全国ツアーに旅立つ前に。音楽学校入学以来の仲良しのコムちゃんのお見送りに駆けつけることができて、おさちゃん、ほんとによかったね.......同期3人が一度に卒業してしまうのも、寂しいだろうけれども......

コムちゃん、とっても痩せた.......でも、ぜひ私たちに最後の夢を、ステキな夢を届けてください。クリスマスイブのその日まで。身体に気をつけて頑張ってくださいね。

『宝塚舞踊会』の振り返り

Photo_1この週末の『タカラヅカニュース総集編』では、先日の『宝塚舞踊会』の模様を放映していました。とても感動的なあの時間から、早くも1週間が過ぎたのですね.....『タカラヅカニュース』のダイジェスト映像はあまりに短くて。それに「見たいのはそこじゃないのに....」って感じだったりもします。全部の映像を放映してもらえるのは、いつのことになるかしら......待ち遠しいな。

舞踊会のこと、関西ではいろいろな新聞やサイトで報道されていたようですが。中でも『宝塚プレシャス』の記事は、全部の演し物について触れていて、写真もあって、よかった。

けど、自分なりの感想も、忘れないうちに書き留めておこうと思います。あくまでも、素人目からの感想ですが.....

まず印象的だったのは、開演前の劇場ロビーの雰囲気。和服の方が多く、華やいだ雰囲気は、いつもの公演とずいぶん異なっていました。そちらこちらで、挨拶を交わす声がしており。まさにお稽古事の大きな「おさらい会」のようなものなのでしょうか。

ロビーの一隅に植田紳爾センセイが立ってました。この日の構成は、植田紳爾センセイなのです。とても清々しいお顔でいらっしゃいました。

◆第一幕◆

◇長唄 元禄花見踊


岬 麗
彩 涼
香音 有希
桜寿 ひらり
寿々音 綾


大月 さゆ
純矢 ちとせ
花夏 ゆりん
悠月 れな

雪組の生徒さんによる踊り。

お正月なんかの華やかな場面でよく聞く チャン チャチャン チャカチャカチャン♪ のお囃子に乗せての、華やかな演し物でした。上手の花道にやぐらっていうのかな、なんていのかな。お家みたいなのが組んであって、そこにお囃子の方々がいるので、その仕掛けにまずはビックリ。

演目の華やかさにふさわしく、生徒さんたちも華やか。色とりどりのお着物がとってもきれいです。とくに娘役さん4人が、いずれもきれいで、晴れやかな表情で踊っているのが印象的でした。それに、皆とっても落ち着いていて、日頃のお稽古の賜物、って感じ。やはり「和物の雪組」の面目でしょうか。
とくに大月さゆちゃんは、本公演でも結構重要な役をもらっていたし、新人公演ではヒロインを演じていたし。それに加えて舞踊会のお稽古は、とってもたいへんだったと思うのだけれど.....もちろん、他の生徒さんたちも、新公のお稽古と両方はたいへんだったと思うけど。そういう意味でも、あらためて宝塚を見直した演し物でした。

◇筝曲 千鳥の曲

花野 じゅりあ
舞名 里音
花影 アリス
愛純 もえり
綾音 らら
聖花 まい
雫花 ちな
妃宮 さくら

お琴の伴奏で、ピンクのお着物で、きれいな演し物でした。穏やかな曲に流れるような踊りが心地よかったです。
私も名前の知っているような注目の若手娘役さんたちがいっぱい出てたはずなのだけれど、やっぱり和物の化粧の難しさ。どれが誰だかいまいちよくわかりませんでした。私が判別できたのは花野じゅりあちゃんと花影アリスちゃんぐらい。でも、他の娘役さんたちも皆、神妙な面持ちで、とても丁寧に踊っていました。

でも。目と耳に優しい演し物は、朝早くから動き回っていた身にはつらく......途中から意識が切れ切れになりました.....熱心に踊ってらした生徒さん方、ほんとにごめんなさい!

◇長唄 水仙丹前

風莉 じん
早霧 せいな
朋夏 朱里
美牧 冴京
夕霧 らい
凪七 瑠海
天宮 菜生
香翔 なおと
嶺乃 一真
雅 桜歌
鳳樹 いち

先の娘役さんの踊りもそうでしたが、雪組さん以外はいろんな組の若手さんが一緒に踊っています。これも、なかなかない機会ですね。

この演し物は、水仙が描かれた、大きな屏風?の前で男役さんたちが、入れ替わり入れ替わり、舞台に現れてははける、って感じの踊りでした。最初、男役さん3人ぐらいがセリ上がってきたときは、客席から歓声が上がりました。

こちらも注目の若手男役さんたちがいっぱい出ているのですが、やっぱり、どれが誰だかイマイチわからず.....むずかしいなぁ.....昨年、劇団から「レッスン奨励賞」という賞をもらった雅桜歌ちゃんも、ここに出演しています。日頃のお稽古の成果、なのですね。

真中で踊っていたのはたぶん、風莉じんちゃんではないのかな?と思うのですが.....違ってたらゴメンナサイなのですが.....とてもしっかりと落ち着いていて、安定感があって、印象に残りました。

◇清元 吉原雀

千雅 てる子
鈴鹿 照

ここから舞台にセットがしつられるようになります。

やはり、専科さんの踊りは違いますね。安定感があるっていうのかな。鍛え方が違うな、うまいな、って思う。
千雅てる子さんは、きれいでした。鈴鹿照さんの、ちょっとコミカルな動きも楽しかった。漫才を見てるような感じかな。

千雅てる子さんは、前々から気になっている専科のオネエサマで、ぜひ一度生で舞台を拝見したいと思っていたのだけれど、こんな機会に実現するとは.......ちょっと意外(苦笑)
でも、思ってたとおりステキな方でした。

◇長唄 橋弁慶

牛若丸 北翔 海莉
弁慶  悠未 ひろ

お能の舞台を模したセット。
牛若丸が登場すると、その愛らしさにちょっとびっくり。客席もちょっとざわめく。
しばらくして弁慶が登場すると、そのデカさに思わずびっくり。客席もかなりざわざわと.....

ホクショーくんはキメのポーズがすごくかっこいい。一方、ともちん(悠未ひろ)は、ひとつひとつの動きがとてもきれい。個性の異なる二人が、息を合わせて踊っている姿が.......失礼かもしれないけれど、愛らしかったです。一生懸命、真剣に踊っているのが手に取るようにわかって、思わず甥っ子を見守る叔母さんのような気分になりました。

◇清元 茶筅売

茶筅売 邦 なつき
小原女 一原 けい

このお二人の専科さんは、上品な奥方様からコミカルなお女中さんまで、なんでもこなせる、ある意味宝塚らしい女役さんってイメージがあったのですが、そのイメージにぴったりな、表現力たっぷりの楽しい演し物でした。

これも、鍛え上げられた芸があってこそのものなのだなと思うと、宝塚の専科さんたちの「すごさ」みたいなものを、ひしひしと感じざるをえません。

パンフレットに、邦なつきさんは、今回出演できなかった京三紗さんとともに、この舞踊会の幹事・裏方として頑張っていらしたことが書かれていました。

◆第二部

◇長唄 鶴亀

王 飛鳥 裕
鶴 五峰 亜季
亀 音月 桂

平成8年の子年。真矢みきさんが主演した花組お正月公演『花は花なり』の中にも入っていた演目。ビデオで何度も見た作品ですが、生で見るのは初めて。
ビデオで春日野八千代さんが王を演じたものと、ちょっと雰囲気が異なって、優しい雰囲気の鶴亀でした。

亀のキムちゃん(音月桂)は、ここでも学年に似合わぬ余裕。踊りの動きも滑らかだし。腰も入ってるし。セリフを言う声も朗々としてる。キム、ほんっとに大物なんだな......

いっぽうまゆみちゃん(五峰亜季)は、若々しくて爽やかで愛らしい。バレエやダンスの人ってイメージだったけど、日舞もこうして、専科生として頑張っていらっしゃるのですね.......でも、もともと雪組だから、日舞は苦手ではないのかな?

◇清元 三社祭

善玉 愛音 羽麗
悪玉 箙 かおる

パンフレットに「専科の箙かおるの胸を借りて花組の愛音羽麗が挑戦します」と書いてありましたが。まさにそのとおり。

箙かおるは貫禄。どんとぶつかっても揺らがない、って感じ。コミカルな動きは、いかにもチャルさん(箙かおる)にふさわしい雰囲気。それにしてもうまいぁ.....私のような素人でも、違うなってわかる。

いっぽう、みわっち(愛音羽麗)も健闘。すごくよかった、と思う.....素人目だけど。すごく、安定感があったと思います。

でも、始終動いているような、マラソンのような演目。最後まで腰乱れないで踊りきった、みわっちを見直しました!

◇長唄 二人猩々

猩々  萬 あきら
    一樹 千尋
酒売り 大伴 れいか

クールでダンディな洋風のオジサマ、って印象の強かった萬あきらさん、一樹千尋さんだけれども。やっぱり専科さんってなんでもできるんだ......ていうか、何でもできなきゃいけないんだ.......ってあらためて感心しました。

酒樽?に群がってはしゃぐような猩々二人の踊りが、とってもかわいらしくてチャーミングでした。ある意味、これも「フェアリー」ね(笑)

大伴れいかさん、爽やかで美しかったです。やっぱり、キャリアの違いかしらね......

◇清元 玉屋

水 夏希

通常の公演でいえば、トップ格にあたるのかしら.....?? 別格の松本悠里さん、春日野八千代さんを除いたなかで、しんがりを務めたのは、水さんでした、

シャボン玉の模様の着物に手ぬぐいをかぶり、桶を担いで登場。踊りは滑らかでした。でも、素人の私には、その実力は判別不能。とはいうものの、間もなくトップスターになる日を控えた立場にふさわしい、まさに今を盛りと咲く花のような、華やかさを感じさせられました。

◇長唄 藤娘

松本 悠里

日舞といえば藤娘?日舞を知らない人でも、その名前は知っている、有名な演目。
私は昔、歌舞伎座で、坂東玉三郎か誰かが踊った藤娘を見たことがありますが.....
それとはちょっと印象の違う富士娘でした。

松本悠里さんの華やかさ、あでやかさは、やっぱり宝塚のこのような舞台には、欠かせないものですね。

◇大和楽 なみだ生島

春日野 八千代

そして大トリは春日野八千代さんの『なみだ生島』。それを聞いた母が飛び上がって喜んだ、それぐらい、なんだか知らないけど期待させられる演目なのだそうです。

幕があいて。腰掛けて大きな岩にもたれるその姿の美しさ、色っぽさに、と~っても驚きました。あんなにお年を召されていても、この色気は何??

お見かけしたところ、90周年の公演のときよりも、顔色もよく、調子がよさそう。若干ですが、動きも滑らかです。

90周年のときにも思ったのだれど、立ち上がって歩く姿はたしかにお年を召されていて覚束ないし。オペラグラスをのぞけば、そのお顔は確かにそれなりのお年寄りのお顔なのだけれど。

すっと立った着流し姿の美しさ。色っぽさ。長い指先の美しさ。その滑らかな手の動き。
最後に女物の着物を頬に押し当てて涙ぐむ、その姿の艶なこと......やっぱりお年を召されても、「白ばらの君」は変わらず、って感じでした。

大きな拍手とともに幕が降り。2階上段から見下ろすと、客席のそちらこちらで、ハンカチを目に押し当てる、年配の方の姿が........その現役時代を知らない私でも、こんなに胸が熱くなったのだから。私の母をはじめ、昔を知っている方々にとってみれば、どんなに感動的なものであったことか.........

◇フィナーレ
たぶん、こういうCDがあるのだと思うのですが、民謡メドレー。東京音頭やら炭坑節やら佐渡おけさやら。
その歌にあわせて、下級生さんたちと専科さんたちが、紋付に緑の袴姿でお扇子をもって踊る。とっても楽しいフィナーレです。

東京音頭を踊る花野じゅりあちゃんの満面の笑顔。飛び跳ねて炭坑節を踊る、チャルさんの楽しそうな姿。

続いて、ホクショーくん、ともちん、キムちゃん、それに水さんが、タンゴを。おすまし顔で。

緊張から解き放たれて。達成感もあると思います。みんなみんな、とっても弾けてる。

最後に、松本悠里さんが舞台下手から、春日野八千代さんの手を引いて現れ、全員そろって一礼して、緞帳が下りました。

でも、緞帳が下りても鳴り止まない大拍手に。1度だけカーテンコールがあって。
舞台中央に立つ春日野八千代さんの姿に、さらに大きな拍手が沸き起こっていました。

終演後のロビーは、これまでにないほどの興奮に満ちていました。誰もが口々に春日野八千代さんのご健勝を喜び、その美しさに感嘆の声を上げていました。

ほんとにいい経験をさせていただいた。わざわざムラまでやってきてよかった。
4時間もの長丁場に耐えた甲斐があった.......心からそう思いました。


けれど少し後になってふと思いました。

生徒さんの真摯な姿と専科さんの確かな芸に感動した『舞踊会』でしたが。専科さんたちと組子さんたちの芸の開きは大きい。この大きな差を埋めていくのはたいへんなことなのではないか..........
いま、和物はすごく少なくなってきているけれど、このような舞踊も、宝塚ならではのものだと思う。これを守り、受け継いでいくことのできるように、劇団にも生徒さんにも、頑張ってほしいなって思いました。

トップスターの煌き。存在の大きさ

『宝塚舞踊会』の晩は、阪急宝塚駅前の宝塚ワシントンホテルに投宿しました.......公演時間4時間。終演8時半ちかく。宿をとっておいてよかったと、心から思いました(苦笑)

でもその日はちょうど、劇場のすぐ下の武庫川の川原で、ライトアップ・イルミネーションが開催されていて。劇場からも裏手の門から川原に出てみると、無数のろうそくの明りが川面に映って、とってもキレイでした。

で。翌日は、よく晴れたお天気の下、劇場周辺の散策を。

061021_6大劇場内プチ・ミュージアムでは、雪組の前回公演である『ベルサイユのばら~オスカル編~』のお衣装を展示していました。

このプチ・ミュージカルではいつも、大劇場で現在公演中の組の、前回の本公演のお衣装を展示していて、劇場ロビーに面した入り口もあるので、大劇場で観劇するときにはいつも幕間にここをのぞいているのです。

でも、今回は『ベルサイユのばら』ということで。軍服やらドレスやらをしっかり見たいな.....と思って、幕間にのぞくではなく、翌日に時間をとって足を運んだわけです。

舞台でキラキラと華やかなオスカル・アンドレの軍服は、果たしてどのようなものなのか....???


それは、思っていた以上に細かい細工がいっぱい施してある、とても手の込んだお衣装たちでした。

061021_2オスカルの白い軍服は、ラインの1本1本にすべてラインストーンが埋め込まれており。金モール、銀モールもふんだんにほどこされていました。胸の徽章も、たくさんのストーンが使われているし、腰にさしたサーベルの柄にも、金モールで飾りがつけられていました。

ロザリー@まーちゃん(舞風りら)がプロローグとフィナーレのパレードで着ていたピンクのドレスも、模様の一つ一つがスパンコールとラインストーンでできていて。

これらが劇場のライトに照らされて、あんなにキラキラと華やかに輝くのですね。これがまさに、トップスターの煌き、トップスターの輝き、なのですね......

061021_3オスカルの居間の調度も、オスカルやアンドレのお衣装とともに飾られていて。それも思っていた以上にきちんとした質感を持つものだったので、驚きました。舞台の上で、遠目で見るものだから、もっとハリボテ感があるものかと思っておりましたが......もちろん、本物の貴族のお屋敷で使われているものと較べれば、とんでもないとは思いますが、一般庶民のリビングにあっても全然おかしくない程度のものではありました。

061021_8アンドレやアランは役替わりで何人ものスターさんが演じたわけですが、そのお衣装の一つ一つに「誰々着用」という説明がつけられていました......ってことは、一人ひとりのスターさんのために、それぞれ別々のお衣装が用意されていたってことなのでしょうか.....??? すごいなぁ......

こんなに華やかなお衣装がすぐ手の届く場所にあって。触ってみたい!っていうのは人情ですよね......って思っていたら、なんと。それぞれのお衣装に、触ってもOKの布見本が添えられていました。なんて親切なこと!でも、それだけ汚れやすくて繊細なお衣装なのですよね。


061021_4母と話していたのは、こんなに手の込んだ華やかなお衣装を作るのは、たとえ仕事とはいえ「好きじゃないとできないよね.....」ってこと。きれいな布や材料に触れているのがうれしくて。楽しくて。それが形になって、スターさんが身につけて。舞台の上でキラキラと輝くのを思い浮かべながら、ひたすら手を動かす......

宝塚歌劇の舞台を観て。「あの舞台に立ちたい!」とか「あのお衣装を着てみたい!」って思うコもいれば、「あんなお衣装を作ってみたい!」って思うコもきっといると思います。私自身、どちらかといえば「あんなお衣装を作ってみたい!」って思う子どもだったし。

このお衣装たちは、スターさんが着用していたお衣装ってこともさることながら、そういうお洋服やお針ごとが大好きなコたちの、夢のつまった作品なのだな.....って思うと、なんだかますます愛おしく感じられました。

そうして、そう思うと、宝塚歌劇の舞台って、多くの人たちの夢がたくさん詰まっている、多くの人たちの夢が作り上げた、ほんとうに文字どおり夢の世界なんだな....って思い。だからこそ、私たちはこの舞台を見て、夢の世界に誘われるのだし。その、たくさんの人の夢の力が、私たちに明日からまた生きる元気を与えてもらうことができるのだな.....って思いました。

この世界に宝塚歌劇のあることのシアワセを。今回の大劇場への旅でまた、しみじみと感じ入っておりました。


ところで、お衣装の格とは、よく言われることですが。

プチ・ミュージアムの一角の、ライブラリーのコーナーに、星組全国ツアーでのオスカルのお衣装が飾られていました。星組全国ツアー公演は『フェルゼンとマリーアントワネット編』。だからオスカルは主役じゃないのね。それに、二番手さんも帯同しなかったので、オスカルはいわば「ヒラのスターさん」(←失礼な!)が演じられたのですね。

で。オスカルの、同じ赤い軍服なのだけれど、生地の光沢やキラキラの量が全然違うのに、すごい衝撃を受けました。「トップスター」と「ヒラのスター」って。こんなに違うんだ........っていうか、トップさんって、そんなに特別な存在なんだ........

でもそんな特別な存在だからこそ、トップさんは、ファンからも憧れられるし、組子さんたちからの憧れも集めるのですよね。逆にいうと、その「憧れられる」のにふさわしい存在でなければならない.......

トップスターさん......いわば夢の世界の頂点に君臨する方。
その存在の大きさも、今回あらためて、私の心に強く印象付けられたのでした。

よいものを見せていただいた....@宝塚舞踊会

10/20の『宝塚舞踊会』を観るために、ムラへ行きました。ご贔屓の星組が東京にいるっていうのに、なにをわざわざ......というのは、今回の『宝塚舞踊会』には、かの「東洋の白バラ」春日野八千代さんが出演されるというのを聞いたから。

春日野八千代さんは、私の母の「永遠のスター」なのです。この『すみれ三昧日記』にも何度か書いたことがあるのですが、戦中・戦後の女学生だった母にとって、「宝塚の春日野八千代」は「憧れ」などという言葉では表現できないほどのスターさんだったわけです。

一昨年の90周年の記念の公演以来体調を崩し、舞台に立たれていなかった春日野八千代さんが出演されるとのこと。ちょうど今年は母の喜寿のお祝いもあることだし。春日野センセイもお歳を召されているし、私の母も2年前に一度倒れたこともあるし。お互いに達者なうちに、その舞台姿を見せてあげよう......ということで、チケットを取っておいたのでした。

さて。その『宝塚舞踊会』ですが.....要するに日舞のおさらい会でしょう? みたいな認識でしたが、どうしてどうして。なかなか見ごたえのある公演でした。

下級生さんたちが一生懸命に踊っている姿、専科さんたちの磨き上げた芸に、とても驚き、感動しました。

来年から雪組トップに内定している水夏希さんの踊りには、まさに今を盛りといった「華」を感じさせられました。

そして、しんがり。春日野八千代さんの姿の美しいこと.......

オペラで見てみればとってもお年を召されているし、足元もちょっと覚束ないけれど、岩にもたれた物憂い姿、着流しのすっとした立ち姿、長い指先、滑らかな手の動き。そして、着物に頬を押し当てるしぐさの色っぽさ........ あぁ。やっぱり「至宝」なのだと、あらためて思いました。

90周年の頃よりもお元気そうなお姿にも、なんとなくほっとしました。私は2階後方の当日券席で観ていましたが、前のほうの客席で、年配の方々がハンカチを目に押し当てていたのが、印象的でした。

フィナーレはとっても楽しい民謡メドレー。それに、水さんをはじめとする、スターさんたちのタンゴ!

最後に出演者勢ぞろいで礼。春日野八千代さんも、松本悠里さんに手を引かれて登場されました。

緞帳が下りても鳴り止まない拍手に、1回だけカーテンコールがあり、真ん中に立つ春日野八千代さんの姿にさらに大きな拍手が.......

よいものをみせていただいた.......っていうのが、見終わった後の正直な感想です。

でも、公演時間4時間は長かった.......ちょっと疲れました(苦笑)

友達っていいな.....

スカイステージでは、先月から『Brilliant Dreams』という、2回連続で1人のスターさんを取り上げる番組が始まっています。トップバッターはトウコさん(安蘭けい)。

先月の第1回では、視聴者の投票に基づいて、これまでトウコさんが演じてきた役の中からトウコさんのイメージを探る、みたいな特集をしていました。たとえば、トウコさんをあらわす色は?「赤」それに「青」....ちょっと意外、みたいな。

で。今月は第2回。トウコさんが5人のゲストと短いトークをするのです。テーマは「夢」。

登場するのは、星組の娘役・南海まりちゃん、じゅんこ組長(英真なおき)、雪組OG風早優さん、演出家・サイトーくん(齋藤吉正センセイ)、それに。雪組トップ・コムちゃん(朝海ひかる)。

どれも楽しい.....ていうか、爆笑トーク。でも、トウコさん、毎日周りの人たちと、すごく楽しく生きているんだな....っていうのがわかる(笑)。下級生に慕われてて、上級生にかわいがられている様子が見える。

同期のコムちゃんとは、ほんとうに仲良しなんだな.....心が通じ合っているんだな....っていうのがわかる。

「せっかく同じ立場になれたのに、なんで辞めちゃうの~って逆ギレした」

っていうトウコちゃんに、

「長く続けてね。生徒席とってね」

って冗談をいうコムちゃん。でも

瞳ちゃんがこれから先いろいろ思うであろうことは、
 私がいちばんわかってあげられると思う

というコムちゃんの言葉に感動しました。

そういう風にキッパリと言い切れること。それぐらいお互いのことを思いあい、友情を育んできたんだな....それってすごくステキなことだな.....

二人がともに、お互いにしかわかりえないような特別な立場に立てたということも、素晴らしいことだと思うし。

それに、こういうことをさらっといえてしまうコムちゃんって、かっこいいな......って思いました。

これがあの.......@スカステ『パッサージュ』

2001年雪組『パッサージュ』。何かと話題に上ることの多い、というか、すでに伝説と化しているのではないか?ぐらいの勢いの、オギー(演出:荻田浩一センセイ)初めての大劇場ショー作品が、今月ようやくスカステでも放映されました..........入ってよかったスカイステージ、です(笑)

冒頭、ブルーグレーのお衣装で現れる、少年・コムちゃん(朝海ひかる)のダンスが、印象的です。そうそう。コムちゃんって、こういう少年っぽさが魅力的だったのよね.....と思い出す。それにしても、コムちゃんて、ほんとにダンスの表現力が豊かだと思います。ひとつの世界を確かに表現している。何かの空気を生み出している。

白いお衣装の少女。まひるちゃん(紺野まひる)も、とても不思議な空気を生み出している。

........ここでいくつかのシーンがカットになっているのだな。きっと。

その不思議な空気感とはうらはらなんだけど、その後に続く黒燕尾のシーンが、私はとっても好き。花道から舞台から。ずらりと勢ぞろいした男役さんたち。次々と現れるスターさんたち。とても華やかだな~って思う。劇場で、生で見ていたら、きっともっと、華やかでステキだったに違いない。

この、黒燕尾のシーンの終わり頃にとどさま(轟悠)がセリ上がってくるときに着ている白燕尾がとってもステキ。襟と身頃と、ベストの身頃にたくさんのタックを入れた......というか、プリーツをたたんだ。ペーパークラフトのようにアーティスティックでエレガントなデザイン。こんな燕尾、初めて見た気がします........とどさまは白燕尾がお似合いなのですね。

ハマコ(未来優希)が、とっても早口に歌を歌う、パリのカフェのシーンも、クールで大人でステキ。ジゴロっぽいわたるさんが、ステキね......ハマコ、この場面のほかにも、頻繁に歌を歌う場面があるけれども。どこの場面でも、パリの空の下.....っていう、粋な雰囲気を感じさせていて。やっぱりハマコは宝塚の宝だ......と実感。

天希かおりサンと五峰亜季サンが二人で踊るダンス・シーンも、大人っぽくてステキ。印象的な場面ですね。

この頃の雪組には、こういう大人の雰囲気を纏った生徒さんがいっぱいいたのですね。それに、ダンスが上手な方も多かったような気がする。男役さんも、女役さんも。だからこそ、このような雰囲気のあるショーを作り上げることが可能だったのでしょうね。

宝塚歌劇では珍しいといわれる三拍子の主題歌も、粋でステキだなって思います。じつは私、この「パッサージュ パッサージュ」って歌を、携帯の着メロに入れています。それぐらい好き。でも、これでパレードは。ちょっと拍手するのがつらいかもね(笑)

今日は初めて観たので「これがあの『パッサージュ』か.......」という感想だけど、あと数回観るうちに、もっといろんなところが見えてきて、きっととっても好きになると思います。

今月は、あと2~3回ぐらい放映するようです。わたるさん(湖月わたる)、コムちゃんがサヨナラだからかなぁ.....???
でも、その間にしっかり観ておきたいなって思います。

グレーのスーツの謎@『オクラホマ!』

10/8の日曜日には、母と母のお友達が2人で、日生劇場月組『オクラホマ!』を観にいきました。

母のお友達は、昔、越路吹雪さんの大ファンだったそうです。越路さんは日生劇場を気に入ってらして、コンサートを日生劇場で開かれたりしていたのだけれど、そのお友達は子育ての最中だったこともあって、一度も劇場に行ったことがなかったそうです。
だから「日生劇場で観劇する」ってことに、朝からウキウキ気分だったようです。

いっぽう私の母は、ワタシが3週間あまりも長引かせた風邪が、最後にシッカリ移ってしまって、前日からとっても気分が悪いらしい。日曜日も朝からとっても不機嫌。
「約束してなかったら、出かけないのに.....」とブツクサ、プンスカ文句をいいまくる母を車に押し込んで、最寄駅へ送り届けました。

終演の頃合を見計らって、乗り換えのターミナル駅に二人を迎えに行くと、待ち合わせ場所の椅子に、ゴキゲンで腰をかけている姿が目に入りました。ホッ!

顔を合わせるなり、開口一番「よかったわよ~♪」と声をそろえる二人。

轟悠ってひと、きれいな人ね.....

と。母のお友達はいいます。

スーツ姿なんてとってもステキだったわ....

え?スーツ?? 『オクラホマ!』って、ウェスタンものじゃなかったっけ??
スーツ着てるの?

そう。スーツ着て出てくるのよ~ステキだったわ.....でも、お相手が花總さん(花總まり)じゃないのが残念ね.......花總さん、キレイだったものね.......残念ね.....

お友達は、おハナとたかこさん(和央ようか)に魅かれて宝塚をまた見始めて、その途端に二人とも退団してしまって、それが残念で仕方ないのですね.....(苦笑)

それにしても、フィナーレのショーがあるのかしら?

「いいえ。フィナーレはないのよ。階段も出てこないしね」

.....なんだかよくわからないけど。まぁいいか...(苦笑) 他には?

おばさん役を男役さんがやっているのだけれど、とても上手なのよ。歌もお芝居も。でね、最後に男役さんで出てくるのだけれど、ちゃんと男役さんなのよ。すごいわね.....

リュウさま(越乃リュウ)のことですね......ワタシもお稽古場風景をみてビックリしたんですが。でも、いい感じのようですね。

それと今日は、昔上演したときのキャストの方々がお揃いで観劇だったそうで。最後にとどさま(轟悠)が

今日は先輩の方々が観劇されていたので、緊張しました

と。ご挨拶されていたそうです。

ちなみに今日のワタシの車のカーオーディオに搭載されているCDは『ネバセイ』ライブ盤。母のお友達は「やっぱり和央さんね.....いいわぁ」と。

ゴキゲンなお友達をお家まで送り届けた後。母に「キリヤン(霧矢大夢)はどうだったの?」って聞いてみました。だって。キリヤンが出てなければ母だって『オクラホマ!』観たいっていったかどうか....(苦笑)。したら

キリヤ......母はいつも、キリヤンのことをこう呼ぶのです(笑)......は上手だったわよ。やっぱり。でもね、なんか暗い役なのよ。残念ね.....

って。いろいろなブログやサイトで話題になっていましたが。やっぱりそうなのね。
これからのスターさんなのに、敵役はかわいそうね.......

でもね。あの役はキリヤにしかできないわ。難しいもの

とのこと。なるほど。リュウさまは?

上手かったわね。やっぱり。あの役で全体が引き締まってる感じよ

そうですか......

「でもね。なんといっても轟悠のスーツよ。グレーでね、すっごくいいスーツ着てるのよ♪」

スーツフェチは母親譲りなのですね、ワタシ(苦笑)

城咲あいは、まだ若いわね。すごく硬かったわ。轟悠と一緒だから緊張してるのね

だって、お相手は百戦錬磨のトップ・オブ・ザ・トップですものね......

紫吹淳と映美くららぐらい齢が違うかしら...???

ん...年齢的にも、学年的にも、こちらのほうが離れてるかも。

じゃあ仕方ないわね.......

でも、幼馴染の役なんだよね...たしか?

やっぱり難しいわね.......でも、ダンスがね、やっぱり違うのよ

ダンス?デュエットダンス?

そう。轟悠と城咲あいが踊ってた

じゃ、やっぱりフィナーレ、あるのかなぁ....??? 謎だ....

その次の週末に私自身が観劇したときに、この謎は氷解するのですが。
今日のところはここまでということで.......(笑)

宝塚歌劇が『R25』に!

首都圏では、鉄道の駅なんかで『R25』っていうフリーマガジンを配布しているんですね。配布元はリクルートなんですが。

今日。『宝塚舞踊会』に行くための旅行クーポンを、母と一緒に JTB に受け取りに行ったのですが、JTB の入っているビルの入り口に、その『R25』のラックがあったのです。

ふと「阿部寛」って文字が目に入ったので、ラックから抜き取って。帰宅してからパラパラとページをめくっていたら、星組公演フィナーレの写真が目に飛び込んできました。

えぇぇっ?

熱烈な追っかけも存在する 宝塚ファンの独特な世界とは?

という記事。そのようにまとめてきましたか.....?

記事に登場する男性会社員も「一種独特な雰囲気」といいながらも

”清く 正しく 美しく”をモットーに作られた宝塚の舞台は夢と希望にあふれていて、見ると元気がもらえるんです!

と。前半部はともかく(笑)、見ると元気がもらえる、っていうのは、常日頃私たちが感じているところ。これでどれだけのR25世代が心を動かされるのかはわからないですが。宝塚歌劇が若手ビジネスマンの素養の一つになるのだったら、うれしいな。

わたるさんの教え

昨日(10/11)放映された『タカラヅカニュース』。今夜になってじっくり観ました。

この日のタカラヅカニュースは、星組特集のようなもの。星組初日映像と、東京公演で退団することになった柚乃玲花ちゃんのインタビュー、それに新人公演主演の和涼華ちゃんのインタビュー。さらに、ノルさん(稔幸)主演の『わが愛は山の彼方に』『グレートセンチュリー』のダイジェスト。最初っから最後まで、全部星組.....あ。月組全国ツアーのお知らせが、途中ちょこっと挟まりましたが(笑)

星組初日映像。わたるさん(湖月わたる)とトウコさん(安蘭けい)、どことなく緊張感がただよっていますね.....やっぱり初日って、気分が違ったりするのかな。
じゅんこ組長(英真なおき)とわたるさんのあいさつも、記憶とちょっと違う.....内容は取り違えてないと思うのだけれど、言い回しとかが全然違う....人間の記憶なんて、あてにならないわ....(苦笑)

柚乃玲花ちゃんは、私が初めて生で見た初舞台ロケットの中にいたコ。私が星組落ちした『王家に捧ぐ歌』で初組子だったコ。はじめて、入団から退団まですべての公演を見たコ。そう思うと、寂しいな......玲花ちゃん、とっても愛くるしかった。インタビューにも、とても一生懸命答えようとしていて、いいお嬢さんだな....って印象。新たに歩み始める道は、どこに続いているのかはわからないけれど、幸せになってほしいな。

新人公演で主役フレッドを演じる和涼華ちゃん。私はNHKテレビ『てるてる家族』の番組ホームページに、末っ子の冬ちゃんの音楽学校の同級生役として、宙組下級生たちが何人か出演した、その頃から涼華ちゃんに注目していました。キレイだったんだもの......『てるてる家族』に掲載された、収録のお休み時間の写真とか。まだ下級生なんだけど、ステキでしたもの.....

その涼華ちゃんも、いよいよ新人公演卒業。最後の新公と組替えが重なって。新しい組での最初の新人公演が最後の新人公演で。しかも、主演で。さらに新公の長でもあったり......本公演でも出演場面が多いし。結構重要な役ももらっているし。たいへんなことだ.....

その最後の新人公演について。
相手役や絡む人たちも同期ばかり。最後の新人公演だけれど、最後だから、不安だけどどうにでもなれ、って気持ち。本番はとっても楽しかった。
本番まで、できないところも多くて不安だったけれど、同期だから安心もできたし、終わってみたらとても楽しかった。

フレッドという役について。
衣装やセリフや舞台装置で助けられることはなくて、演じている自分、役者の勝負だってところが、難しかった。最後にしてお芝居で鍛えられる機会が与えられたと思って。難しかったけれど頑張った。

相手役の陽月華について。
男役を立てる意識、ちゃんとヒロインとして存在しようとする意識のしっかりしている人なので、やりやすかった。けれど、東京に向けて、同期だからこそのものを出していきたいと思う。

最後の新人公演にあたって。
最後の新人公演だから、このメンバーでやれるのは最後だから、下級生たちに、自分たちで伝えられることは伝えていきたいと思う。

わたるさんからいわれたことは?
相手役の女役さんと二人でいるときは、どこから見てもかっこよくなければいけないよ。相手役さんから見てもかっこよくないといけないし、どの角度から見られても、お客さんからステキだなって思われるような男役でないといけないよって言われた。なるほどって思って、それから気をつけるようになった。
.......なんだかとっても、わたるさんらしいアドバイスですね。和クンも、わたるさんの教えを守って、どこから見てもステキな男役さんになってほしいものです。

新人公演だけでなく本公演でも、セリフひとつひとつにもっと実感をこめて、もっと心情を表現するエネルギーを使ったほうがいいよっていわれて。頑張ってみたら「よかったね」と。毎日、本公演で絡むたびに「今日はよかったね」とか「もうちょっとだね」ってアドバイスをもらっている。
......こちらもとってもわたるさんらしいエピソードですね。「心をこめる」「エネルギーをつかう」和クンも、わたるさんのように、熱くて大きな.....フトコロが(笑).....男役さんになってほしいなって思います。

組替えについて。
宙組の公演があったから、星組のお稽古への合流が遅くなって、初めてのお芝居のお稽古が通し稽古で。自分の場面になったらそれまで周りがざわついていたのに、急に静かになって、みんなが見つめてるっていうのがわかって、すごい緊張した......でも「宙組でやってきたんだぞ」って想いとか「星組で頑張ってやっていくんだぞ」って想いとかがあって、恥ずかしがらずに堂々とやろうと思って。それが、今となっては、自信とか度胸につながって、よかったなって思う。そこで見ててくれた上級生や同期がアドバイスをくれるようになったりもして、皆にたすけてもらいながら、デイブが成長していったと思う。

東京の新人公演は?
自分たちにとっては最後なのだからもちろんだけれども、(役がいっぱいあっていろんなお芝居ができるのだから、自分たちだけでなくて)一人一人それぞれが楽しくやっていけるといいなと思う。

舞台には人間性みたいなものが出てくるから、中身のある、人間としてもステキな舞台人になりたい。下級生にも、自分がしてきてもらったようにしてあげられるように、ステキな上級生になりたい。

最後に。
もう二度と立つことのない新人公演の舞台。私たちも悔いのないように頑張りたいと思いますので、皆さんも、悔いのないように私たちの最後の新人公演を見にいらしてください。
.......見にいけるものなら、私も見に行きたいですが、チケットが.........わたしは悔いを残します......(涙)

やっぱり短すぎる....『愛短』@星組初日

順序が逆になっていますが、『愛するには短すぎる』初日の舞台。

この作品。楽しみにしていたのです。わたるさん(湖月わたる)とトウコさん(安蘭けい)が、男同士、友達同士で初めてがっつり組む芝居........この二人ががっつり組むといえば『TCAスペシャル2003~ディア・グランドシアター』ぐらいしかないものね......(苦笑)

今日の席は、ネットで譲っていただいた、1階後方A席最下手。ここは友の会に割り当てられているブロックだと思うのだけれど、私は比較的このブロックが当たることが多く。そのためか、なんだか、ここで見ているとホームグラウンドに戻ってきたような安心感があります。確かに舞台は近くないけれど、2階席がある関係か、天井が低く、壁も近くて、なんかすっぽり包まれている気がして。少し遠くに見える舞台を独り占めしているような気分になるのです....(苦笑)

開演前に一瞬客席の外のロビーに出てメールを1本打ち、戻ってみると、いつもの緞帳が上がって、3本の煙突を持つ、大型客船が描かれた幕に替わっていました。この船に、フレッドとアンソニーが乗るわけね♪

周りの人たちがオペラグラスを取り上げるので、つられて私も(笑)。

このお芝居はトウコさんの歌声から始まると聞いていたので。同じハリー(演出:正塚晴彦センセイ)の作品である『Romance de Paris』と同じように始まるのかな.......って思っていました。この、船を描いた幕が上がると、トウコさんが舞台の上(低い位置)にいるのかな?って思い込んでいて.......

したら、ライトで幕が透けて。高く上がったセリの上に、一人、トウコさんが佇んで歌っていました。オペラグラス、完璧に外しましたね(苦笑)。慌ててトウコさんに照準を合わせる私(笑)。少しくすんだ金髪。からし色のスーツのトウコさんが、哀しい眼差しで遠くを見ている。歌声も切なくて哀しくて.........いきなり崩れ落ちました.......(苦笑)

階段に腰を下ろして夢を語り合う男の子と女の子。やがて、大人になったフレッドが登場して、結婚式のシーン。婚約者のナンシー@ウメ(陽月華)のドレス姿が女らしくてステキでした.......ウメはいったいいつから、こんなに大人の女性になったのかしら....??? 瞠目。

ナンシーと腕を組んで登場するグレーの燕尾服は、ナンシーのお父さんってこと?あかし(彩海早矢)?なんかステキです。キレイ。思わず目を見張ってしまいます.......

夢から覚めたフレッドの、隣のデッキチェアに腰を下ろすアンソニーがキュートですね......でも、期待していたほど軽みがなくて、思ってたよりおとなしい感じ。ちょっと意外。セリフ回しも。長く語尾を引きずる感じ、ていうか、だらだらとつなげる感じ。時折トウコさんがしてる、そのセリフ回しは嫌いじゃないけど、アンソニーにはいまいち似合わない気がするな.......でも考えてみたら、アンソニーだって子どもじゃないし、世渡りがうまいタイプなんだから、これでもいいのかなぁ.....フクザツ。

この初めのシーンの、フレッドのグレーのスーツ姿がステキですね。クール......ワタシ、やっぱりスーツ姿が好きなんだわ....それもグレーの。あかしに続いて、今度はわたるさんに落ちそうです......(笑)

このデッキチェアのシーンと乗船シーンは、どちらが先だったかしら?いまいち記憶が定かではないですが、乗船シーンは明るくて華やかで、楽しいですね。真ん中で青いセーラー服で踊るとなみが、と~ってもかわいい♪なんだかとっても小さくて、お人形みたいに見える。

大勢の人が行き来するこの場面で、アンソニーはそちこちを飛び回り、いろんな人と挨拶を交わしたりしています。オペラグラスでアンソニーばかりを追いかけていたので、このときのフレッドの様子はわかりません。でもたぶん、フレッドは、ゆったりのんびりぼんやりと人々の間を縫ってあるいているのではないでしょうか.....??

アンソニーにとっては、この航海や夢への入り口。希望の船出なんだけど、フレッドにとっては存分に羽を伸ばした留学時代の終わり。夢の終わり。締めくくりの旅になるのね.......

ウェルカムパーティーで、赤いドレスで踊るバーバラを見つけたときも。たぶん、二人ほぼ同時に目を留めたはずなのに、早速クルーたちの間を動き回って「あの子は誰?」って。たぶん。聞き込みを始めるアンソニーに対して、ただ見つめているフレッド........何から何まで対象的ですね.......

この場面、黒タキシードのアンソニーもフレッドもステキです。わたるさんとトウコさんが黒タキシードで並んで踊るなんて。もう、蕩けそうなほど。うれしくてたまりません.......

バーバラとバーバラに貸したお金をタテにバーバラに迫る悪いやつ@チエ(柚希礼音)。チエ、悪役が板についてる......シブい!

チエ「オレに喧嘩を売るのか?」
フレッド「いいえ。喧嘩強いですか?」
チエ「負けたことがない」
フレッド「僕もです。したことないから」

ここのフレッドとチエのやりとりで、客席がどっと沸きました。チエのリアクションもビミョー.....これってアドリブ?

フレッドの部屋でのアンソニーとのやりとり。思っていた以上に軽妙で息のあったわたるさんとトウコさんのやり取りが、とっても新鮮で楽しかったです。

バーバラを招いて、同じテーブルでランチをとるシーンも、フレッドとアンソニーにやり取りがリズミカルで、面白かった。一生懸命、バーバラの気を引こうとカッコをつけるアンソニーに対して、なんとかバーバラを近づけまいとするフレッド.......この場面、トウコさんはほんとにパンを食べているのね。お水もなさそうなのに、たいへん。

執事役の美沙のえるさんも、さすが、絶妙の間で割って入って笑いを誘っています。味がある。うまいなぁ....

バーバラを迎えに来た、ダンサーの同僚のコトコト(琴まりえ)のミニスカートのお衣装がとってもかわいかった.....

盗難の犯人と疑われたバーバラ。その借金を肩代わりするために小切手を切るアンソニー。ここの、フレッドとアンソニーの対照的な態度も、面白いし、楽しい。

『アンフェア』は気持ちいいナンバーですね......アンソニーとフレッドのナンバーは、どれも楽しい。仲のよさを感じさせますね.....

「アンソニーに、あんなにお金を借りちゃって......」というバーバラのセリフで。となみ、かんでましたね。いいにくそうですものね......たいへん(苦笑)

船上で、いろんな乗客がいて、いろんな場面が出てきます。いろんな人の、いろんな人生、いろんな生活が出てきます。そして、ハリーの作品らしく、大勢の人が舞台に出てきて、いろんな場所でいろんな芝居をしています。だから、ちょっとどこかに気をとられていると、肝心の場面を見逃してしまったりします。

仮装パーティーの場面でも、黒いマントを羽織って吸血鬼に扮したアンソニーが現れるのを、見逃してしまいました。ふと気づくと、アンソニーとバーバラがダンスを踊ってた(笑)

さっさとバーバラをダンスに誘うアンソニーに対して、他の女性のエスコートを頼まれてしまうフレッド。ほんとにね。どこからどこまで対照的なんでしょう(笑)

フレッドは、白い、ナポレオンのようなお衣裳でした。凛々しい....ステキ♪となみはドレスが似合いますね.....ブルーのドレス、かわいい♪

デッキでビミョーな空気のフレッドとバーバラのところに割って入るアンソニー。3人でおどる「かもね」のナンバーも、楽しい。

盗難事件が起こって、アンソニーの興味はバーバラから犯人探しに移ったみたい。犯人探しに奔走するアンソニーはかっこいいです♪それでも、バーバラにはちゃんとやさしく.....甘く?接するところ。そのあたりもきっと、フレッドとは対照的なのね。

盗難事件も解決した最後の夜。二人でデッキの手すりにもたれて語り合う。そして、花火を見上げるシーンが、とっても美しい......シンプルな船上のセットは変わりないし、花火をあらわす照明もとくになかったと思う。でも、舞台を見つめる私には、美しい花火が見えました。花火のさまざまな色の光に照らされる、フレッドとバーバラの姿が見えました。夜の甲板に二人だけ......

スカステ『ステージ・インフォメーション』で見ていたときにいちばん印象的で好きだったのは、バーバラの「もっと顔を見せて」っていうセリフだったんだけど。芝居の流れの中で聞いていると、あんまり印象に残らなかった........ていうか、それが格別際立って聞こえることのないほど、この場面全体がステキなものだったということなのかもしれません。

ここまでリズミカルに進んできたお芝居だけれど。最後の最後で時間が止まる。わたるさんのサヨナラだから?サヨナラの定番ってあるのかな.........フレッドと手をつなぎ、歌いながら銀橋をわたるバーバラ。となみ、泣いてましたね......がんばれ、となみ!

「君自身と君を待つ世界のために.....」

アンソニーのセリフも、ダイジェスト映像で見たときは印象的だったんですが、やっぱりお芝居の中ではあんまり印象に残らなかった.......その前後の盛り上がりに気をとられたのかな......???

最後に一人、舞台に残るフレッド。わたるさんの最後の歌。しみじみと感動して、涙がこぼれました........最後の台詞は、たーたん(香寿たつき)のサヨナラにかぶって、ただただ涙、でした。やっぱりこれって、サヨナラの定番なのかしら....???

『愛するには短すぎる』軽快で楽しくて。いい作品だったと思います。ほんとにいろんな人が出てきていろんなことをしているので、隅々まで見てみたい。でも、ご贔屓のスターさんのことも見ていたい......目がいくつあっても足りない。楽しい場面、キレイなナンバーも多いから、もっともっと見ていたいと思う。1度見ただけでは「短すぎる」って思う。ワタシでさえもそう思うのだから、わたるさんのファンのかたはきっともっと、ずぅっと見ていたいって思うのではないかしら.....??


ところで、本日1階最後列は関係者が並んでいたようで。おこぼれの視線をもらえてラッキーでした♪

もうひとつ。船長@しぃちゃん(立樹遥)が「モレタニア号にようこそ」とかなんとか言ってます。『ル・サンク』の台本をよんだときは「モレタニア号」という記述を見落として「キュナード社」しか気づかなかったので、舞台の船は Queen Mary II かしら....?って勝手に思って、想像力をたくましく育てていたのですが。優雅な船上生活......

でも。モレタニア号は、あのタイタニック号とほぼ同じ時代の船なのですよね.....てことは、このお芝居の舞台も『タイタニック』と同じ時代....? まぁ。「執事」とか「孤児院」とか。たしかに現代ではなさそうだ.....(苦笑)

実際の「キュナード社のモレタニア号」は、煙突が4本のようなので、幕に描かれていた船の煙突が3本っていうのは、私の数え違いかもしれません(笑)

夢見心地......『ネオ・ダン』@星組東宝初日

『ネオ・ダンディズム!』はきれいなショーでした。
どのシーンもどのシーンも印象的でした。できることなら何度でも見たいと思いました。

プロローグじゃない、オープニング(笑)
大階段にずらりと並んだ男役は、やはり圧巻。その真中を下りてくるわたるさん(湖月わたる)の、白いソフト帽にチャイナ服。スチールのお衣装ですね。とてもかっこいい。

少し後れて大階段の真中でポーズを決めるトウコさん(安蘭けい)もかっこいい。クール。わたるさんのキメとトウコさんのキメは、なんとなく対照的な雰囲気ですね........わたるさんはゆったりと余裕のある感じ。トウコさんは攻撃的な感じ。『愛短』のフレッドとアンソニーって、やっぱりアテガキだな.....ってこんなところでも感じる(笑)

となみ(白羽ゆり)の赤いチャイナドレス、とってもカワイイ。長い髪を高い位置で一つにまとめて長くおろす鬘もステキ。比較的身長のある娘役さんだとおもうのですよね、となみ。だから、こういうお衣装って映えると思う......

わたるさんが銀橋に向かう途中。帽子をソデに投げ入れようとしたら、セットに当たって舞台に落ちる、なんてアクシデントがありましたが........トウコさんは両手で慎重に投げてセーフ(笑)

私の席は、1階A席。後方最下手だったので、銀橋のわたるさんと、舞台上のトウコさん、となみが斜めに一直線に並んで見えて、とてもキレイだった......

ネオ・ダンディズム
ダンディズムとは?.....この訳知りの台詞はいかがなものか?とも思うけど、トウコさんがカッコよいから許す(笑)

娘役さんたちの胸元に赤い花があしらわれた、白地でふんわりスカートのドレス。それが舞台いっぱいに広がるのは、とってもキレイ。華やか。星組の娘役さんも、華のあるキレイな人が多いよね.....って。今更ながらあらためて見とれてしまいました。ほんとにキレイだな.....女らしいって表現も何かと思うけれど、ほんとに女らしくて華やかでステキ。

娘役さんのなかに、みなみちゃん(南海まり)らしき人を見つけて、オペラグラスを合わせて見つめていたら、ふんわり広がったスカートの裾を踏んでしまったらしく、立ち上がれなくてもがいているのを目撃してしまいました........ごめんなさい....

この場面、トウコさんはウメ(陽月華)と組んでいるのだけれど、ウメに対してほとんど笑顔を見せない。ウメは「私を見て」って感じで、ずっとトウコさんを見上げているのだけれど、トウコさんはチラッと一瞥するぐらいで無表情.......前の花組のオサちゃん(春野寿美礼)とふーちゃん(ふづき美世)みたい、なんていったら失礼か(苦笑).......でも2度ほど、思いがけないタイミングでふわっとやさしく微笑むときがあって、そうするとウメはとってもうれしそうに、はにかんだように笑うのね.......たまらないですよね、素敵な男性にそんなことされたら。一気に落ちてしまいますよね(苦笑) ん....それがトウコさんの「ダンディズム」なんですかね.....美学ですかね......??

アディオス・パンパミーア
ガウチョはね.......どうなんでしょう???

でも、ムチを使ったダンスはかっこよかった......ほんっとに語彙がなくて情けないけど、かっこいい以外の言葉が思い当たりません(泣笑)

前の場面とうってかわって、コトコト(琴まりえ)にやさしく笑いかけるトウコさんは、ほんっとうに素敵。舞台の背景の、夕焼け空もとってもきれいでした。これもキレイなシーンだな.........心は南米の草原、放牧場に飛んで。夢見心地です......

わたるさんとウメのダンスもよかった.......ウメはわたるさんと踊るときは「恋する乙女」なのね........だから、ラスト。わたるさんが一人銀橋を歩き去るのを花道で見送り、やがてキッパリと背を向けて反対方向に歩いていくウメが........切なかった.....(涙)

ヤングガイ
しぃちゃん(立樹遥)とすずみん(涼紫央)と若者4人。

みらんちゃん(大真みらん)は、とても華があるなって思う。動いていてキレイな人だと思う。踊ることが好きなんだな.......これが最後の公演なんて、ほんとに惜しいなって思います。

ゆかりちゃん(綺華れい)も、美少年って感じだったけど、すっかり男らしくなった。独自のスタイルを持った、自分の雰囲気のある、いい男役さんに育ってきてますよね。現実世界だったらワタシ、ゆかりちゃんみたいな男性、好きだな........ゆかりちゃんとみらんちゃんの並び、もっともっと見たかったのにね......シンミリ

しゅんちゃん(麻尋しゅん)は、とっても歌が上手なのですね。いい声だ。知らなかった........って。だって、新公アイーダとか、子役とか、国王のお小姓でしか、しっかり見てこなかったものね(苦笑) でも、これからが楽しみですね。

和クン(和涼華)は、キレイ。ワタシ的にはすごい存在感を感じる人なのですけどね......星組に来てくれて、ほんっとにありがと♪(笑)
『愛短』のときにはあまり感じなかったのだけれど、ショーになると、何かの拍子にたかこさん(和央ようか)っぽいのね。やっぱり宙組育ちなんだな....って思いました。
和クンがいいなって思うところは、2階席までしっかり見渡しているところ。顔が上を向くからね、帽子かぶってても顔が影にならない。ライトを浴びて、はっきりと明るく表情が見える。他の若いモンたちも、見習ってほしいところだな.....

あ。しぃちゃんとすずみんは、しぃちゃんとすずみんでした。なんかこの二人は、定番って感じ。すわりがいいっていうか、落ち着きます(笑)

キャリオカ
このナンバーって、こんなに熱いものでしたっけ????
ラテン・ナンバーっていっても、もっとクールなものだって印象があったんだけど.........いかにも星組らしい熱い『キャリオカ』でした。
ワタシはこの雰囲気好きだけど、最初の花組のを知っている人の中には、受け入れ難いっていう人もいるだろうな......再演ってつらいですよね.....

ここでもトウコさんのお相手はコトコト。大人の世界って感じかなぁ.......コトコトがやわらかくて優しい雰囲気で、お相手のトウコさんを包み込むような感じがいいなって思いました。男役さんのリードを、女役さんが受け止めて、包み込むような感じ。そこが「大人の男と女」って感じがするのかな.......

終盤。昔の花組版はコーラスだったけど、この星組版は、トウコさんが芯になって歌ってる。
トウコさんの歌でわたるさんが踊る。トウコさんの歌で星組が踊る.....そういうところを見せたいのかな。演出家は?

キャリオカの冒頭で、わたるさんが階段を踏み外しそうに見えて、ちょっとドキっとしましたが。気のせいかな?まさかそんなこと....ねぇ(笑)

恋する男はドンキホーテ
ん....ビミョー.....でも、娘役さんたち、羽をつけた妖精みたいでかわいかった♪

惜別―オマージュ―
美しい舞台でした........なんだろ。切ない。すごくすごくキレイで、ただそれだけで涙がこぼれそうになりました。遠い世界を見つめているような気がする。トウコさんの歌声も切なくて哀しい。それなのに、舞台に流れている空気は幸せなきもする......不思議な空間だ........胸にこみ上げてくるものが何なのか、今日の私にはまだ、自分自身でさえもわかっていない気がする.......

エレガントロケット
ウメがセンター。かつきさん(涼乃かつき)とゆっち(初瀬有花)がその両脇。
ウメと、両脇の二人と、さらにそれ以外のコたちと。お衣装が全然違うってせいもあるのかもしれないけど、まだ中性的な少女の中に「女」が紛れ込んだような印象。ドッキリ(苦笑)
娘役として成長していくっていうのはこういうことなんだな.....ってあらためて感じた気がします。でも、少女たちのお衣装はかわいらしくて、気に入りました。
なんだかんだいっても、このロケット、好きかも。私(笑)

All by myself
トウコさんの真骨頂のようなシーンですね......身を引き絞るような、切ない歌声....トウコさんの歌声は、どの歌も思いが深くこめられている気がして、とても感動だったのですが、ここはひとしおって感じでした。受け止める私の気持ちもあるかもしれないけれど(苦笑)

大階段で、みらんちゃんがすごく神妙な顔つきで踊っていたのに対して、エンディ(高央りお)はとても晴れやかな、おだやかな笑みを湛えていたのが、対照的で印象的でした。

エンディの笑顔を見たときに、胸にぐっとこみ上げるものがあったけれどそれはなんとかこらえて。でも、4人のうち、エンディだけがお衣装の色が違って、トウコさんと同じ色?....って思ったら、こらえ切れなくなりました。エンディ.....寂しいよ.....

エンディ。いつも、とても楽しげで、舞台が大好きって感じで。どんな役をやっていても、なんだか愛らしくてね.......そこにエンディの姿がみえなくなると思うと.....

「All by myself」はそのまま、大階段の黒燕尾のボレロに引き継がれました。
この場面は、大劇場の公演の後、たびたび話題にのぼった、わたるさんのファンの強いリクエストで急遽加わったシーンだとか。
でも私は大劇場の公演を観ていないので、追加されたものっていうのは、後で教えてもらうまで気づきませんでした。

黒燕尾で真中に立つわたるさんは、ほんとうに立派で、素敵だなって思う。やっぱり星組のそこに、わたるさんは立つべき人だったのだ...と思う。

あかし(彩海早矢)とかどいちゃん(鶴美舞夕)とかともみん(夢乃聖夏)とか。他の下級生たちも。みんな群舞の中でとっても光るようになってきた。成長がほんとうに目覚しくて頼もしいなぁ....って思いました。みんな、わたるさんの背中を見て、育ってきたんだよね.....

考えてみれば『Le Cinq』では、わたるさんは、となみと同じく白いお衣装でデュエットを踊っていたのね。でも、今日は黒燕尾でした。けど、黒燕尾と白いドレスっていうのも、キリリっとしてて、とってもキレイだと思う。

となみをとってもやさしくリードするわたるさん。ダイナミックな片手リフトから、そっととなみを舞台に下ろす、その様子がまさに「ナイト」って感じで。とってもステキでした........タメイキ♪

となみ。わたるさんと組んで1年間。よくがんばってきたよね。
私。雪組の頃からとなみが好きでした。おっとりしてて天然で。華やかなのに、自分でそれに気づかないようなところがあって、かわいかった。星組への組替えが決まって、ほんとうに心配しました。やっていけるかしら....???
でも、今から思うと杞憂でした。ほんとうにいい娘役さん.....女役さんになった。
わたるさんにふさわしい、いい女になった......そう思ったら、ちょこっと目頭が熱くなりました。

パレードは真っ赤なお衣装に白い羽扇。そんな中で、わたるさんは金のラメの燕尾。トウコさん以下、主要な男役さんは白のラメの燕尾に赤いベスト。となみも白いドレス.......真っ赤な舞台に白い羽根がこぼれて。とってもとってもきれいでした。まさに夢心地のうちに幕が......初日だったので緞帳は下りず、舞台挨拶があったのでした(笑)

そこにあなたがいることの幸せ@星組東宝初日

星組初日終演後。じゅんこ組長(英真なおき)からの挨拶は、

「専科の未沙のえるさんと星組生91名でこの公演を迎えましたが、湖月わたるをはじめ、全部で10名がこの公演で卒業します。
いまこのメンバーでできることを、いまこのメンバーだからこそできる舞台を、精一杯頑張っていきたいと思います。」

といったような内容でした。わたるさん(湖月わたる)からは

「(このお芝居のフレッドのように、自分も)11月12日に航海を終えるとき、自分の足で一歩を踏み出していけるような何かを見つけていきたいと思います」

というような挨拶がありました。

じゅんこ組長とわたるさんから、相次いで退団の話があると、トウコさん(安蘭けい)が涙をこらえるような表情になり、その他の組子さんたちも一様に寂しそうな神妙な顔つきになったのが切なかったです。

カーテンコールは1回。でも、客電が点いても鳴り止まない拍手「わたるコール」に、再度カーテンコール。1階客席は総立ちで拍手でした....もちろん私も。

「わたるコールで幕があがるなんて.....」

と、呆気にとられたようなわたるさん。

「お披露目の全国ツアーは台風の中始まりましたが、今日も台風がらみの大雨です。つくづく私は台風に縁があります」

と。

再び緞帳が下り、それでも鳴り止まない「わたるコール」に、わたるさんが舞台上手の袖からカニ歩きで緞帳の前に登場してくださり、帰りかけたお客様も足を止めて、大拍手でした。
ここでわたるさんが現れなければ、客席の拍手も鳴り止まなかっただろうけれど、でも、そうまでして出てきてくださるわたるさんの気持ちが、とってもうれしかったです。

この、舞台と客席をあわせた広い空間の真中に、わたるさんがいる。このあたたかくて熱い空間の真中に、わたるさんがいる.......これまで、星組の舞台を観るとき、それは至極当たり前のことだったけれど。そこにわたるさんがいることのシアワセを、初めてしみじみと感じて。お隣の席のオバサマと「今日来てみてよかったですよね~最後まで待っていてよかったですよね~」と、少しの間、語り合いました。

始まりはいつも雨.......@星組東宝初日

星組東京公演初日。

お天気もあやしいし。急ぎの仕事はたまっているし。いったんこじらせた風邪はなかなか治らないし......というので。入り待ちはキッパリ諦めて、午前中は会社に行くことにして。いつもどおりの時間に目を覚ましたら......

窓をたたく激しい雨の音。風の音.........マジですか....???

私の勤め先のビルの前は、普段から激しいビル風が吹くのですが。今朝も突風のような強い風にあおられて、傘が壊れてしまいました.....(泣)

昼過ぎからお天気が回復することを祈りつつ、お仕事に励みましたが、あいにくと雨脚は強くなるばかり。もうこれは仕方ない、と思い定めて。壊れて小さくなった傘を持ち、上りの新幹線に乗るべく、会社を出ました。

東京駅で新しい傘を買い、お友達がバイトしているお店で昼食を取り。ほんの一駅だけどタクシーに乗っちゃお~って思ってタクシー乗り場に行ったら。長い長い長蛇の列.......当然ね(苦笑)

なので。地下鉄丸の内線で銀座に行き、そこから地下道を通って日比谷シャンテ裏の山手線高架下で地上に出ました。

東京宝塚劇場の前に行くと、ファンクラブの受付を待つコたちが雨の中、長い列を作っていました。受付は劇場内なのだけれど、全員は屋根の下に入りきれないから.......たいへんだ.....

劇場に入る前に、日比谷シャンテ地下のキャトルレーヴでわたるさん(湖月わたる)のサヨナラショーの舞台写真をチェック。ラダメス@わたるさんとアイーダ@トウコさん(安蘭けい)のショットが2種類.......せつないな.........

キャトルのレジも長蛇の列。でも、舞台写真2枚とポストカード2枚、それにブックマーク1枚を手に、おとなしく列の後ろにつきました。ついでに公演プログラムも......ポイントになるので(笑)

日比谷シャンテの入り口から劇場まで、ほんの20メートルほどの距離を歩くだけで、びっしょり雨に濡れました。
劇場入り口の2枚のガラス扉の間は、ファンクラブの受付と、机を出さない下級生の会のコたちでごった返していましたが。劇場内も、たくさんの人でにぎわっていました。
ロビーでは、小林公一理事長と音楽学校長の小林公平氏、それに劇場支配人の小川甲子さんがお客様を出迎えていました。さすがは初日ですね.....

そういえば私が初めてわたるさんを生で見た、お披露目の全国ツアー横浜公演は、土砂降りの雨の中、神奈川県民ホールにタクシーで乗りつけたような覚えがあります。今日と同じように、パンプスの中まで水浸しになって、悲しかったっけ.....

この夏、梅田芸術劇場に『コパカバーナ』を観にいったときも、私が梅田に到着するのを待ちかねたように雨が降り出したっけ......

そして今日はとんでもない雨降り。思えば始まりはいつも雨。同じ誕生日のわたるさんとは、雨でつながる不思議なご縁があるのかも.......なんて。しみじみと感慨にひたりながら、劇場の窓をたたく雨を眺めていました。

終演後も雨脚は落ちることはなく。劇場1階ロビーは、待ち合わせや雨の様子を伺う人たちで大混雑でした。
その混雑の中、そこかしこで白いビニールの合羽を取り出す人たちがいる.......見ると合羽の背に「Wataru Kozuki」の文字が。これが噂のわたるさんの会特製の雨合羽なのね....

日比谷シャンテ前では、その白い雨合羽を着た人たちの一群が、整然と列を作ってわたるさんを待っていました。
こんなお天気の中でも、ひと目スターさんに会いたいっていうファンの気持ち。ファンの思いって。ほんとにすごいんだな......って驚きました。私は私のご贔屓さんに対して、そこまで強い気持ちをもてるだろうか........

その後わたるさんのファンの方から聞いた話では、結局出待ちは中止になったそうです。そうよね.......

そうして時は.....

ロバみみさんのサイト紹介されていたサイトを見に行ってみたら、かしちゃん(貴城けい)のコンサートの中で歌われていた

長い長い坂道登るのは
あなた一人じゃない♪
って歌にのせて、かしちゃんとコムちゃん(朝海ひかる)の画像が流れていました。

この歌。あさこちゃん(瀬奈じゅん)のコンサートの中でも歌われていましたが、私はとっても好きだな........でも、かしちゃんの歌声で聞くと、切ない。ますます切ない。

私の家のパソコンでは、フレッツ光でつながっていても、画像や音声がところどころ途切れてしまいます。けど.......なんだかじっくりと聞き入ってしまいました。

さて。今日のタカラヅカニュースでは、わたるさん(湖月わたる)のディナーショーのダイジェスト映像が流れていました。ついこないだの月曜日.......水曜日からは東宝の舞台稽古が始まるというのに、なんてハードなスケジュールなのでしょう。サヨナラってやっぱりたいへんだ......

そして今日も、花組東京公演千秋楽の模様が流れました。

春野さん(春野寿美礼)の舞台挨拶。ここに書き留めておきます.....いいのかな? まぁ、いいことにしておきましょう。
それにしても、春野さんにとっては、ほんとうにいろいろな思いを持った公演だったのですね.......我が家の14インチの小さなテレビでも、思わず目頭が熱くなりました。劇場で、客席で聞いていたら、きっともっと感動したことでしょう。

「皆さま、本日は花組公演『ファントム』の千秋楽にお越しくださり、
 まことにありがとうございました。

 大劇場でこの公演の幕を開けたときに、
 花組の『ファントム』はどんな方向に進んでいくのか、
 誰も見当がつかず、
 私たちでさえまったくわからず、
 毎日必死でした。

 だけど、
 毎日毎日観に来られるお客様から、
 たくさんのあたたかい拍手をいただき、
 ただそれだけでうれしくて、
 自信が出て、元気が出て、
 ほんとにそれだけで、みんなで頑張ってこれました。

 その拍手のおかげで、そしてみんなの団結力で、
 今日の公演も頑張ろう、明日の公演も頑張ろうと、
 務めてまいりました。

 だけど、やっぱり楽しいことばかりではなくて、
 いままで一緒に舞台を作ってきた仲間の退団であったり、
 やっぱり一緒に舞台を作ってきた仲間で、
 いろいろなことを一緒に乗り越えて、
 これからも一緒に乗り越えていくんだと
 思っていた生徒の組替えであったり、

 そしてそんな仲間を思いやるたくさんの花組の生徒がいたり、
 さまざまな思いを持った.....私たちだったけど、
 舞台に立って 『ファントム』の公演を演れば、
 みんな最後まで笑顔で頑張ってるし........

 今日こうして........今日こうしてこんな千秋楽を迎えられたのは、
 生徒一人一人の力でもあるし、
 スタッフの方々一人一人の力でもあるし、
 こうやって応援してくださるお客様一人一人の力でもあるし.......

 なんといっていいかわかりませんが、
 でも、いま心に感じるのは、
 やっぱり頑張ってきてよかったなと思うのと.........

 なんだかわからないけど、感謝の気持ちでいっぱいです。

 花組がまた新たに一歩を踏み出します。
 皆がばらばらになってしまっても、宝塚はひとつですし、
 絶対に頑張りたいと思います。
 どうか皆さん、宝塚を応援し続けてください。

 本日はほんとうにありがとうございました。」


応援するからね......なんだかわからないけど(苦笑)


今日は月組『オクラホマ!』の初日。明日からはいよいよ星組東京公演『愛するには短すぎる』が始まります。

わたるさんの最後の公演.......ひとつが終わって、ひとつが始まる。そうして時は流れていくのですね......でも今は純粋に、新しく始まる公演を楽しみにしています。

感動的な作品を届けてくれてありがとう

昨日は風邪で体調を崩し、会社を休んで家で寝込んでました。

なので、珍しくリアルタイムで『タカラヅカニュース』を3回も見ちゃった(笑)

昨日の話題は、月組全国ツアー初日と花組『ファントム』千秋楽。
それに「のじぎく兵庫国体」開会式の宙組生のパフォーマンス。

「今日のトピック」の最初に「星組お稽古場風景の放映は諸般の都合により中止となりました」っていうお知らせから始まるのは、ご愛嬌とはいえない。興ざめです。がっかり。

月組全国ツアー公演『あかねさす紫の花』は、いい評判がもれ聞こえてきています。スポニチOSAKAでも、宝塚プレシャスでも、褒めちぎってます、って感じ。実際、映像で見ても、中大兄皇子@ゆーひさん(大空祐飛)の重々しさとか傲慢さと、大海人皇子@あさこちゃん(瀬奈じゅん)の真っ直ぐな感じとか甘さとかが、対照的でいいなって感じ。ゆーひさん、ほんとに立派な男役になられましたね......額田王@かなみん(彩乃かなみ)は、中日同様、愛らしさとか艶やかさとか、場面場面で的確に表現されている感じ。もう、文句なく上手い!ですね。

『あかねさす紫の花』自体、いい作品だし。ん......やっぱりチケットを押さえておくべきだったかしら......(苦笑)

ショーは、映像で見る限り、やっぱりとどさま(轟悠)とキリヤン(霧矢大夢)が抜けたのが痛いかな.......ゆーひさん、あひちゃん(遼河はるひ)、頑張ってください!

花組『ファントム』は、劇場で見るととっても感動できるのだけれど、やっぱり自宅の14インチのテレビ映像でみると、見劣りしますね.......当たり前か(笑)

春野さん(春野寿美礼)が、終演後のご挨拶で、いつになく感極まっていたのが、とてもとても印象的でした。

すでに宙組で高い評価をあげている作品の再演。屈指の歌唱力を誇るとはいえ、春野さんとたかこさん(和央ようか)とでは、まったく持ち味も違う。観客の期待の大きさも、他の作品とは比べ物にならなかったと思います。相手役のあやねちゃん(桜乃彩音)ちゃんとは初めての本公演、コンビお披露目でもあったわけだし。

そんな中、主演の春野さんの両肩にかかるプレッシャーは、いかばかりなものだったでしょう。

でも、連日満員の客席。あまたの感動の声。あちらこちらから聞こえるすすり泣きの声.........すべての公演を終えて。成功をおさめて。春野さんの胸には、どんな思いがこみ上げていたことでしょう.....??? 安堵感?達成感?

さらに。組替えや卒業するメンバーに話が及んだときに、言葉につまる春野さん...........いくつもの作品をともに作り上げ、頼りにしてきた仲間と別れるのはつらいのでしょう。寂しいのでしょう。いつものように「さらに前へ」と、ではなく、「頑張りたい」というような表現を選んだことに.......思いの深さを感じました。

でも。この深い思いを注ぎ込んだ花組『ファントム』は、ほんとうに感動的な作品だったと思います。

こんなに感動的な作品を、深い思いを、届けてくれてありがとう.........そんな気持ちが。画面の中の春野さんを見ながら、湧き上がるのを感じました。

もうちょっと見せて......

タカラヅカニュースで、土曜日に見そびれた「のじぎく兵庫国体」の開会式の模様を放映していました。

フィールドいっぱいに、色とりどりの運動着の小学生かなあ?小さなトランポリンで跳ねてたり、体操みたいなダンスをしてて。

天皇・皇后がご着席の後、式典前演技。
テーマは Meet〜ここで出会いここから出発する〜

やはり色とりどりの...とはいっても白が基調のさまざまなお衣裳の人たちがフィールドいっぱいにひろがってダンスしてる......引いた映像だから最初はよくわからなかったけれど、何度か巻き戻してみるうちに、最前列の白いお衣裳が宝塚の生徒さんたちかもって思えてきました。

やがて大きな布を差し上げて中央に走る2固まりの群衆......それが宙組生たちでした。白い燕尾風のシャツに黒いズボンの男役さんたちに、背に黒いおリボンがついた白いドレスに白いブーツの娘役さんたち。お衣裳がフィールドの芝に映えてかわいい♪

かしちゃん(貴城けい)が正面にむかって両手を広げ「会場の皆様...(聞き取れない)....さあワタクシたちと一緒にうたいましょう」と......かしちゃん、立派。かっこいいです♪

そしてウィングの隊形で、はばたくような振り付けで『翼をください』の合唱。

かしちゃんに駆け寄るるいるい(紫城るい)がとっても愛らしくて.....かし×るいって、ほんとに愛らしくてキレイでラブラブでいいなって、今回も思いました。
タニ(大和悠河)も蘭とむくん(蘭寿とむ)もホクショーくん(北翔海莉)もキレイだったけど、やっぱりかし×るいに目を奪われてしまいます♪

宙組生さんたちは『翼をください』1曲だけで、観客に手を振りながら退場してしまいましたが。

もう少し見せて.....の気分でした。

今日のタカラヅカニュースでは、星組東京公演のお稽古場も放映するという話だったのに「諸般の都合により」放映は中止になったそうです......なぜかしら?

どこかできっと頑張っているあなたを応援してる

今日も風邪で体調がもどらないので、昨日同様、寝たり起きたり。うつらうつらしながら一日を過ごしましたが。

この前の金曜は、期末のお仕事をさっさと終えて早めに帰ってきて、ベッドの中で『バビロン』東京公演千秋楽を見ました。

『バビロン』は、幻想的なショー。何度見ても新鮮で、何度見ても涙......

かよこさん(朝澄けい)さんの白い鳩とトウコさん(安蘭さん)の黒い鳩。

幻想の遺跡に現れる白いお衣装のトウコさん......

「もしもまだ迷うならこの場所へ帰っておいで....」と語りかけるガイチさん(初風緑)のやわらかな歌声.....

そして、大階段で振り向く黒燕尾のたーたん(香寿たつき)の姿に....やっぱり号泣.....

たーたんとトウコさんの二人が出演している作品を見るとき。たとえば『バッカスと呼ばれた男』とか『花の業平』とかを見るとき。最近は、こちらもいいけどあちらもステキ。どちらか一方なんて選べない......なんて、なんだか一人三角関係というか(苦笑)、そんな気持ち。

なんだけど、やっぱり、心の傷みはそう簡単には消えないものね.......

『バビロン』の中で印象的な白い鳩を演じていた、かよこさんは、少し前にライブを開いたそう。それに絡んだインタビュー記事を読みました。

とても清々しくてキレイで、やわらかな雰囲気と歌声が印象的だったかよこさんは、たーたんと一緒に退団したのでした。しばらく学校に通うとかって、当時はインタビューで答えてたけれど、今は復帰して、ライブを開くなどの活動をされているのですね。今回のライブの中では、結婚することも発表されたとか。おめでとうございます♪

さららん(月船さらら)も、少し前に退団後の初舞台を、好評のうちに終えたそうで。
月組の頃と変わらず熱く、一途に頑張っているって聞くと、なんだかとってもうれしくなります。

応援していたスターさんたちが、退団した後も、どこかで頑張っていることを読んだり聞いたりするのは、とってもうれしくて。自分も頑張らなくっちゃね、って励みになります。

こうしてどこかで頑張ってるあなたを、きっとずっと応援してるって。
届かないかもしれないけれど、そんな気持ちを送りたいって思います。

« September 2006 | Main | November 2006 »