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やっぱり短すぎる....『愛短』@星組初日

順序が逆になっていますが、『愛するには短すぎる』初日の舞台。

この作品。楽しみにしていたのです。わたるさん(湖月わたる)とトウコさん(安蘭けい)が、男同士、友達同士で初めてがっつり組む芝居........この二人ががっつり組むといえば『TCAスペシャル2003~ディア・グランドシアター』ぐらいしかないものね......(苦笑)

今日の席は、ネットで譲っていただいた、1階後方A席最下手。ここは友の会に割り当てられているブロックだと思うのだけれど、私は比較的このブロックが当たることが多く。そのためか、なんだか、ここで見ているとホームグラウンドに戻ってきたような安心感があります。確かに舞台は近くないけれど、2階席がある関係か、天井が低く、壁も近くて、なんかすっぽり包まれている気がして。少し遠くに見える舞台を独り占めしているような気分になるのです....(苦笑)

開演前に一瞬客席の外のロビーに出てメールを1本打ち、戻ってみると、いつもの緞帳が上がって、3本の煙突を持つ、大型客船が描かれた幕に替わっていました。この船に、フレッドとアンソニーが乗るわけね♪

周りの人たちがオペラグラスを取り上げるので、つられて私も(笑)。

このお芝居はトウコさんの歌声から始まると聞いていたので。同じハリー(演出:正塚晴彦センセイ)の作品である『Romance de Paris』と同じように始まるのかな.......って思っていました。この、船を描いた幕が上がると、トウコさんが舞台の上(低い位置)にいるのかな?って思い込んでいて.......

したら、ライトで幕が透けて。高く上がったセリの上に、一人、トウコさんが佇んで歌っていました。オペラグラス、完璧に外しましたね(苦笑)。慌ててトウコさんに照準を合わせる私(笑)。少しくすんだ金髪。からし色のスーツのトウコさんが、哀しい眼差しで遠くを見ている。歌声も切なくて哀しくて.........いきなり崩れ落ちました.......(苦笑)

階段に腰を下ろして夢を語り合う男の子と女の子。やがて、大人になったフレッドが登場して、結婚式のシーン。婚約者のナンシー@ウメ(陽月華)のドレス姿が女らしくてステキでした.......ウメはいったいいつから、こんなに大人の女性になったのかしら....??? 瞠目。

ナンシーと腕を組んで登場するグレーの燕尾服は、ナンシーのお父さんってこと?あかし(彩海早矢)?なんかステキです。キレイ。思わず目を見張ってしまいます.......

夢から覚めたフレッドの、隣のデッキチェアに腰を下ろすアンソニーがキュートですね......でも、期待していたほど軽みがなくて、思ってたよりおとなしい感じ。ちょっと意外。セリフ回しも。長く語尾を引きずる感じ、ていうか、だらだらとつなげる感じ。時折トウコさんがしてる、そのセリフ回しは嫌いじゃないけど、アンソニーにはいまいち似合わない気がするな.......でも考えてみたら、アンソニーだって子どもじゃないし、世渡りがうまいタイプなんだから、これでもいいのかなぁ.....フクザツ。

この初めのシーンの、フレッドのグレーのスーツ姿がステキですね。クール......ワタシ、やっぱりスーツ姿が好きなんだわ....それもグレーの。あかしに続いて、今度はわたるさんに落ちそうです......(笑)

このデッキチェアのシーンと乗船シーンは、どちらが先だったかしら?いまいち記憶が定かではないですが、乗船シーンは明るくて華やかで、楽しいですね。真ん中で青いセーラー服で踊るとなみが、と~ってもかわいい♪なんだかとっても小さくて、お人形みたいに見える。

大勢の人が行き来するこの場面で、アンソニーはそちこちを飛び回り、いろんな人と挨拶を交わしたりしています。オペラグラスでアンソニーばかりを追いかけていたので、このときのフレッドの様子はわかりません。でもたぶん、フレッドは、ゆったりのんびりぼんやりと人々の間を縫ってあるいているのではないでしょうか.....??

アンソニーにとっては、この航海や夢への入り口。希望の船出なんだけど、フレッドにとっては存分に羽を伸ばした留学時代の終わり。夢の終わり。締めくくりの旅になるのね.......

ウェルカムパーティーで、赤いドレスで踊るバーバラを見つけたときも。たぶん、二人ほぼ同時に目を留めたはずなのに、早速クルーたちの間を動き回って「あの子は誰?」って。たぶん。聞き込みを始めるアンソニーに対して、ただ見つめているフレッド........何から何まで対象的ですね.......

この場面、黒タキシードのアンソニーもフレッドもステキです。わたるさんとトウコさんが黒タキシードで並んで踊るなんて。もう、蕩けそうなほど。うれしくてたまりません.......

バーバラとバーバラに貸したお金をタテにバーバラに迫る悪いやつ@チエ(柚希礼音)。チエ、悪役が板についてる......シブい!

チエ「オレに喧嘩を売るのか?」
フレッド「いいえ。喧嘩強いですか?」
チエ「負けたことがない」
フレッド「僕もです。したことないから」

ここのフレッドとチエのやりとりで、客席がどっと沸きました。チエのリアクションもビミョー.....これってアドリブ?

フレッドの部屋でのアンソニーとのやりとり。思っていた以上に軽妙で息のあったわたるさんとトウコさんのやり取りが、とっても新鮮で楽しかったです。

バーバラを招いて、同じテーブルでランチをとるシーンも、フレッドとアンソニーにやり取りがリズミカルで、面白かった。一生懸命、バーバラの気を引こうとカッコをつけるアンソニーに対して、なんとかバーバラを近づけまいとするフレッド.......この場面、トウコさんはほんとにパンを食べているのね。お水もなさそうなのに、たいへん。

執事役の美沙のえるさんも、さすが、絶妙の間で割って入って笑いを誘っています。味がある。うまいなぁ....

バーバラを迎えに来た、ダンサーの同僚のコトコト(琴まりえ)のミニスカートのお衣装がとってもかわいかった.....

盗難の犯人と疑われたバーバラ。その借金を肩代わりするために小切手を切るアンソニー。ここの、フレッドとアンソニーの対照的な態度も、面白いし、楽しい。

『アンフェア』は気持ちいいナンバーですね......アンソニーとフレッドのナンバーは、どれも楽しい。仲のよさを感じさせますね.....

「アンソニーに、あんなにお金を借りちゃって......」というバーバラのセリフで。となみ、かんでましたね。いいにくそうですものね......たいへん(苦笑)

船上で、いろんな乗客がいて、いろんな場面が出てきます。いろんな人の、いろんな人生、いろんな生活が出てきます。そして、ハリーの作品らしく、大勢の人が舞台に出てきて、いろんな場所でいろんな芝居をしています。だから、ちょっとどこかに気をとられていると、肝心の場面を見逃してしまったりします。

仮装パーティーの場面でも、黒いマントを羽織って吸血鬼に扮したアンソニーが現れるのを、見逃してしまいました。ふと気づくと、アンソニーとバーバラがダンスを踊ってた(笑)

さっさとバーバラをダンスに誘うアンソニーに対して、他の女性のエスコートを頼まれてしまうフレッド。ほんとにね。どこからどこまで対照的なんでしょう(笑)

フレッドは、白い、ナポレオンのようなお衣裳でした。凛々しい....ステキ♪となみはドレスが似合いますね.....ブルーのドレス、かわいい♪

デッキでビミョーな空気のフレッドとバーバラのところに割って入るアンソニー。3人でおどる「かもね」のナンバーも、楽しい。

盗難事件が起こって、アンソニーの興味はバーバラから犯人探しに移ったみたい。犯人探しに奔走するアンソニーはかっこいいです♪それでも、バーバラにはちゃんとやさしく.....甘く?接するところ。そのあたりもきっと、フレッドとは対照的なのね。

盗難事件も解決した最後の夜。二人でデッキの手すりにもたれて語り合う。そして、花火を見上げるシーンが、とっても美しい......シンプルな船上のセットは変わりないし、花火をあらわす照明もとくになかったと思う。でも、舞台を見つめる私には、美しい花火が見えました。花火のさまざまな色の光に照らされる、フレッドとバーバラの姿が見えました。夜の甲板に二人だけ......

スカステ『ステージ・インフォメーション』で見ていたときにいちばん印象的で好きだったのは、バーバラの「もっと顔を見せて」っていうセリフだったんだけど。芝居の流れの中で聞いていると、あんまり印象に残らなかった........ていうか、それが格別際立って聞こえることのないほど、この場面全体がステキなものだったということなのかもしれません。

ここまでリズミカルに進んできたお芝居だけれど。最後の最後で時間が止まる。わたるさんのサヨナラだから?サヨナラの定番ってあるのかな.........フレッドと手をつなぎ、歌いながら銀橋をわたるバーバラ。となみ、泣いてましたね......がんばれ、となみ!

「君自身と君を待つ世界のために.....」

アンソニーのセリフも、ダイジェスト映像で見たときは印象的だったんですが、やっぱりお芝居の中ではあんまり印象に残らなかった.......その前後の盛り上がりに気をとられたのかな......???

最後に一人、舞台に残るフレッド。わたるさんの最後の歌。しみじみと感動して、涙がこぼれました........最後の台詞は、たーたん(香寿たつき)のサヨナラにかぶって、ただただ涙、でした。やっぱりこれって、サヨナラの定番なのかしら....???

『愛するには短すぎる』軽快で楽しくて。いい作品だったと思います。ほんとにいろんな人が出てきていろんなことをしているので、隅々まで見てみたい。でも、ご贔屓のスターさんのことも見ていたい......目がいくつあっても足りない。楽しい場面、キレイなナンバーも多いから、もっともっと見ていたいと思う。1度見ただけでは「短すぎる」って思う。ワタシでさえもそう思うのだから、わたるさんのファンのかたはきっともっと、ずぅっと見ていたいって思うのではないかしら.....??


ところで、本日1階最後列は関係者が並んでいたようで。おこぼれの視線をもらえてラッキーでした♪

もうひとつ。船長@しぃちゃん(立樹遥)が「モレタニア号にようこそ」とかなんとか言ってます。『ル・サンク』の台本をよんだときは「モレタニア号」という記述を見落として「キュナード社」しか気づかなかったので、舞台の船は Queen Mary II かしら....?って勝手に思って、想像力をたくましく育てていたのですが。優雅な船上生活......

でも。モレタニア号は、あのタイタニック号とほぼ同じ時代の船なのですよね.....てことは、このお芝居の舞台も『タイタニック』と同じ時代....? まぁ。「執事」とか「孤児院」とか。たしかに現代ではなさそうだ.....(苦笑)

実際の「キュナード社のモレタニア号」は、煙突が4本のようなので、幕に描かれていた船の煙突が3本っていうのは、私の数え違いかもしれません(笑)

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