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タカラジェンヌの当然の思い

WOWWOW『アンコール スターの小部屋』でヤンさん(安寿ミラ)が大劇場で数日間だけサヨナラ公演をしたときの舞台挨拶を見ました。

この年、1995年の初め。大劇場ではヤンさんのサヨナラ公演が行われていたのですね。けどあの、阪神淡路大震災に見舞われて中断。現在の梅田芸術劇場、当時の劇場・飛天の日程を譲ってもらって、公演は続けられたんでしたっけね、たしか?そんな風に聞いた覚えがあります。当時は私、いちばん宝塚から疎遠な時代だったので、いまいちはっきりとした記憶がないのですが..........ヤンミキ時代をよく知らないのは自分でも非常に残念なのですが.......

阪神淡路大震災。関東に住む私たちには想像のつかないほどの大きな震災。テレビでも、連日、その被害の大きさが報道されていましたっけ。それが、一人のトップスターの最後の公演、いわば花道に襲いかかったのだから。スターさんも、ファンの方々も、どれだけ悲しくつらい思いであったろうかと思うと胸が痛みます。

ヤンさんの挨拶の中に「花の道でお別れができる」というくだりがあったけれど。そうですよね。やはり、花の道で大劇場に、ファンに、別れを告げたい。それは、一人のタカラジェンヌとして当然の思いだと思う。トップスターでなくたって、みんなそう思うと思う。だから、ヤンさんの一言が、胸に深く深く響きました。

同じ番組の中で、星組のマリコさん(麻路さき)のトップお披露目公演とか、雪組のたかこさん(和央ようか)の新公とかが取り上げられていたけど。スターさんの対談の話題には必ず震災の話が混じる。ほんとに、関東に住む私には、想像もつかないほどの大きなできごとだったのですね。

「地震の前の自分には戻れない」と、ヤンさんは語っていました。それぐらい大きく深く、心に影響を受けたのですね.......

でも、ヤンさんの思いを実らせることができて、ほんとによかったな、って思う。当時の詳しい事情は知らないので、そうとしか言えなくて。当時震災の中、つらく苦しい思いをされた方々や、リアルタイムで胸を痛めていた当時の花組ファンの方々からは「そんなものではない!」とお叱りを受けてしまうかもしれないですが。

舞台の向こうで、たくさんのジェンヌさんと、ジェンヌさんの卵さんが、青春をかけて.....なんて言うと、ちょっと恥ずかしくて口はばったいんですが.......頑張っている。そのジェンヌさんたちの頑張りが、私たちファンに大きな感動と生きる勇気を与えてくれている。

そのジェンヌさんたちの思いは、今日も明日も、ずっと大切にしてもらいたいなって。大切にしてもらえる宝塚歌劇であってほしいな.....って思いました。

非常に僭越ではありますが.....

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