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にゃるちゃんが退団!

成花まりんちゃん。にゃるちゃん。

集合日の今日、歌劇団から退団が発表されていました。今回の星組公演は、だれも退団しないと思っていたので、ただもう、びっくり。ムラは初舞台生がいたから。ムラでの階段下りは遠慮していたのかしら....???

にゃるちゃん。

89期生の入団のときかな?星組配属のときかな?
「同期でいちばん若い私たち。中卒パワーで頑張ります!」
みたいな抱負を元気いっぱい語っていましたよね.....

そのときの、すごく若々しくて愛らしいイメージが印象的でした。

巌流』でトウコさん(安蘭けい)演じる佐々木小次郎の少年時代を演じていたけれど。小柄な娘役さんって思っていたのに。鋭い眼光で、フクザツな出自を持つ物を言わない少年がぴったりハマっていたのが、印象的でした。あのときから応援しはじめていたのかな.....

龍星』でも、トウコさんの少年時代を演じていた。やっぱりフクザツな出自を持つ少年。そういう役が似合うのかな......

スカイ・フェアリーズの活躍も印象的でした。ハキハキ、シャキシャキと、仕切っていたイメージがある。星組韓国公演のレポートも、頑張っていたっけね....

ヘイズ・コード』では、アメリカのドラマとか映画に必ず出てきそうな、個性的な女の子の役で、可愛らしかった....ていうか、おもしろかった。

そうそう、マリー・アントワネットの子ども時代も忘れてはいけないね。ピンクのドレスにうずもれそうで、可愛かった....

私が初めて生で見た初舞台生。89期生たち。新人公演のヒロインを演じて話題になっているコたちもいれば、すでに卒業したコたちもいる。星組では89期生の卒業は、3人目かな?違うかな?

入団から4年。音楽学校に入学してからは6年。それぞれが、それぞれの道を見出して、新しい夢に向かって歩み始める年頃なのかもしれないですね。寂しいけれど、応援してあげなくては、と、思います。

「応援している」っていいながら。そういえば、今回の公演ではにゃるちゃんはどこにいたんだ?トウコさんをおいかけるのに夢中で、にゃるのことはぜんぜん眼中になかったかも、私(苦笑)

東宝では、にゃるちゃんのこともしっかり追いかけて、その愛らしい姿を瞳に焼き付けておかなくては、と思いました。決心!

今日は宙組も同じく集合日で、3名の生徒さんの退団が発表されていました。退団の発表があるたびに、卒業するその日まで、それぞれがそれぞれに輝いて、ステキな思い出を舞台の上に、私たちの瞳に、そして生徒さん自信の胸に、刻みつけてほしいなと思います。

緑の袴で大階段を下りる生徒さんも、集合日に静かに卒業されていく生徒さんも、それぞれに.........

きっと叶うはず....夢は

ご縁があって、花組の若手娘役さんのお茶飲み会に出席させていただきました。

東京宝塚劇場からあまり遠くないレストランの一室。間近で見る若い娘役さんはとっても可愛らしくて。ふんわりしたワンピースも、すっきりとまとめた髪も、キレイにそろえて下ろした前髪も、レースに縁取られた胸元や耳元に光るアクセサリーも、つやつやした口元も、何もかも愛らしくて。司会の方に導かれてはきはきと楽しそうに話す、その様子もまた愛しくて。

何を見ても聞いても、蕩けそうな気持ちになりました。思わず目を細めて見つめちゃう。「砂糖菓子のような」という喩えは、なんて端的な表現なんだろうって思いました。若い女の子に甘々になるオヤジたちの気持ちがよくわかるというか.....(苦笑)

そのお茶飲み会の中で、『Home (私の夢が叶う場所)』という歌にこめる思いが語られました。

Dream 描き続けた夢も
いつか願いが叶うとわかるの
この舞台でいつの日か歌うのよ
きっと叶うはずよ
夢は

『ファントム』の公演のフィナーレ。パレードで出演者全員でこの歌を歌うたびに
この舞台でいつの日か歌うのよ

という言葉に、自分の夢を重ねていたこと。
きっと叶うはずよ 夢は

という言葉を信じて頑張ってきたこと。

涙を浮かべながら語る姿に、感動しました。その言葉を聞きながら、涙ぐむ方も少なくありませんでした。こんなに若くて愛らしいお嬢さんが、夢を目指して頑張っている......

夢はかなえるものと考える人もいれば、遠くにあって見つめるものと思う人もいる。夢を引き寄せようと努力する人もいれば、夢に近づくために努力する人もいる。夢を目指して頑張る人もいれば、夢を励みに頑張る人もいる........夢は手の届かないものと、手が届かないからこそ夢だという人もいると思うけど......

それぞれにそれぞれの夢の形がある。それぞれにかなえる夢の形がある。ひとつの夢がかなったとき、その先にまた、新たな夢が見える。その夢もまた、それぞれに違った形をしていると思う。

「夢は見るだけではなくかなえるもの。夢をかなえる道のりも夢」と、星組の新トップ・スターのお披露目の日、トウコさん(安蘭けい)はファンに向かって語りかけていました。「夢に向かって努力しましょう」と。

「夢」に「努力」は似合わない。夢の世界にいる間は、苦労につながる話は聞きたくない、という向きも少なくなかったようですが。私は「夢はかなえるもの」という考えに共感するし、そのための努力はすばらしいと思う。

宝塚歌劇の舞台に広がる夢は、その夢を見ることで現実を忘れさせてくれる、まったく別の世界、理想の世界であるけれども。
同時に、その世界に夢を見出し、夢をかなえようと頑張っている人たちがいる。夢をかなえようと頑張っている人たちが作り出す世界。その頑張る姿に、力づけられ、勇気づけられる。新たな希望を見つける。それも宝塚の「夢」のひとつの姿であり、大きな魅力のひとつなのだと思う。

昨夜の娘役さんは、今日も東京宝塚劇場の舞台で、夢に向かって頑張ってるはず。公演ごとに少しずつ成長し、変化する姿から、私たちは夢のかけらを受け取り、力を与えてもらうのですね。

トウコさん率いる星組は、今日、宝塚大劇場で千秋楽を迎えています。ひとつの大きな夢をかなえた今、その先に、どのような新しい夢を見出しているのでしょう....??? そして、私たちは、その夢に勇気づけられて、どんな新しい夢を見るのでしょうか....???

幻を見ていたのだろうか?

宙組東京公演の千秋楽は2月12日。バレンタインの2日前のことでした。星組の前のトップスター、わたるさん(湖月わたる)さんの退団発表があったのが昨年の2月13日でしたから。宝塚ファンは2年続けて寂しいバレンタイン・デーを過ごすことになったのですね.......クリスマスに大劇場を後にしたスターさんは、概ね、東京ではバレンタインの頃にサヨナラになる流れなのでしょうか?タータン(香寿たつき)のときはどうだったっけ?リカさん(紫吹淳)のときはどうだったっけ?

宙組の千秋楽は2月の連休の最後の日で、千秋楽の様子はその週が終わるまでタカラヅカニュースで放映されていて。ずっと気になっていたけれど、反面、気が進まないというのもあって、週末になってようやく、タカラヅカニュース総集編で千秋楽のダイジェスト映像を見たのでした。

気が進まなかったのはなぜだろう.......かしちゃん(貴城けい)のサヨナラをなかったことにしたいという気持ちが、潜在意識の奥底のどこかにあったからなのかな........

かしちゃんのサヨナラの姿を見たら自分の心が動揺するのがわかっていたから.......コムちゃんのサヨナラ公演でもあんなに動揺したのだから........それを恐れていたのかもしれない。

宝塚歌劇の1つの公演を複数回観劇したのは、雪組『春麗の淡き光に』が初めてでした。今でこそ1つの公演を最低2回は観ると言っている私ですが........(苦笑)。芝居の幕開きの華やかさと、ショー『Joyful!!』の楽しさに魅かれて、何度も東京宝塚劇場に足を運びました。
千秋楽の公演を生で観劇したのも『春麗~』が初めてのことでした.......初めてであり、唯一、でもあるけど(笑)。

「出待ち」を経験したのも『春麗~』の千秋楽の日が初めてでした。私の記憶の中では、よく晴れて気持ちのよい初夏の午後(夕方?)でした。
ファンの列の前を歩いてくるかしちゃんは、颯爽としていて爽やかで、華やかでステキだった。帝国ホテル側の横断歩道を渡る間際に振り向いた、笑顔の輝き。きらめき。ファンに向かって片手を高く上げた姿を、今もはっきり覚えている。

『春麗~』....正しくは『Joyful!!』はとても好きだったので、全国ツアーを追いかけて、浜松にも行きました。
観劇前に食事をとろうと思って、浜松の街をあるいていたときに、かしちゃんに出会った。ムラや日比谷以外の街中でジェンヌさんに出会ったのも、このときのかしちゃんが初めてでした。この日もいいお天気で.......でも、もしかしたらそうではなかったのかもしれない。私の記憶の中ではいいお天気でした.......かしちゃんは「スターのオーラ」に包まれて見えました。一緒にいた浜松在住の友人が「この辺じゃ絶対に見かけん人たちだよ」って大騒ぎしてたっけ。

今年のお正月に初めて『竜馬伝!』を観たときはさほど感じなかったのですね。けれど、次に2月に入って観劇したときは、ショーの初めの方で赤いマントのようなお衣装を着て現れたかしちゃんの横顔に、思わず涙ぐんでしまいました。
my楽の夜は、フィナーレを見ながら、あの千秋楽の日のかしちゃんの姿が心の中に蘇って、涙がこぼれました。後から後から涙があふれて自分の頬を流れ落ちているのがわかっているのだけれど、それでもオペラグラスをはずせませんでした。かしちゃんのどんな姿も見逃したくないと思ったのでした。

私にとって、かしちゃんは、いろんな意味でご縁があって.......勝手にご縁を感じているだけですが(笑)、思い入れの深い生徒さんの一人でした。だから、かしちゃんのサヨナラを見るのがつらかった......


千秋楽からほぼ1週間が過ぎた週末のタカラヅカニュースで、ようやくダイジェスト映像を見ました。

テレビ画面の中のかしちゃんは、何もかもに満足げな、幸福そうな笑顔だと思いました。何かを成し遂げた人の笑顔。なに一つ悔いることのない、そんな人の笑顔だと思いました。
宙組のトップでいたのは8ヶ月間だったと、かしちゃんが語っていました。短い時間だったし、いろいろと葛藤も少なくなかったと思います。けど、もう吹っ切れているのかな。一つ大きな何かを乗り越えることができたのかな......そんな風に思いました。そしてまた、あの日の笑顔を思い出しました。あの日と同じあの笑顔だと思って。少しまぶしかった。

ムラでのサヨナラショーのとき、サヨナラショーは思い出の再確認だから、共有する思い出のないサヨナラショーは観ていてもつらい、と、どこかに書いた覚えがあるけれど。この日の宙組のサヨナラショーはそうではなかった。
同じ作品で同じ舞台に立っていた「思い出」はなくても「思い」を共有することはできて、彼らはこの舞台の上で、心を通い合わせているのだというのがわかった。カンパニーは変化するものだし。舞台は、その変化する「思い」を如実に映し出すと思う。舞台って不思議だ。

銀橋の真中に立つ、かしちゃんの存在感の大きさ。

最後に、ともに退団する生徒さんたちを引き連れて緞前に現れたとき。「この光景を覚えておきましょう」と言った言葉は、かしちゃんの「思い」と人となりを何よりよくあらわしていたのではないかと思う。こんなかしちゃんが好きだし、こんなスターさんに出会えてよかったと思った。


千秋楽の映像を見てから、さらに1週間が過ぎたけれど、今も実感がわかない。その間に、次の月組公演を観劇したりもしたけれど。あんなにキレイで立派なスターさんが、もうここにいないということが、夢のように思えてきます。

そう思ううちに、次第に、かしちゃんがここにいたことのほうが夢だったのではないかと思えてくる気がしました。

私は美しい幻を見ていたのだろうか..........?

大切なものを忘れていた.....@星組『ヘイズ・コード』青年館千秋楽

日本青年館での星組公演『ヘイズ・コード』で始まった2007年も、早くもひと月が終ってしまいました。今年も各組の公演を追いかけて、あっという間に1年が過ぎるのかしら....???

その、日本青年館の千秋楽の模様がスカイステージ『タカラヅカニュース総集編』で放映されたのは、この前の、その前の週末。もう10日も経ってしまいました(苦笑)

『ヘイズ・コード』は、星組の新しいトップ・スター、トウコさん(安蘭けい)と、お相手の遠野あすかちゃんだけでなく、ユズミさん(万里柚美)、まゆみさん(にしき愛)といった上級生、しいちゃん(立樹遥)、すずみん(涼紫央)、ことこと(琴まりえ)、みなみちゃん(南海まり)といった中堅スターから、紅ゆずるクン、美弥るりかちゃんといった若手さんや、もっと下級生に至るまで、それに専科のHIROさん(一樹千尋さん)、ソルーナさん(磯野千尋)、すべての出演者に、それぞれの持ち味を生かした見せ場のある、ステキな公演でした。それは、出演者の人数が少ないから、というだけではなく、やはり隅々まで心をこめて作られた舞台だったからではないかと思います。

その、一人ひとりの出演者に対する演出家・大野先生の思いは、公演プログラムに寄せた言葉や、すべての出演者について名前とともにプロフィールが紹介されていたことに現れていると思いました。それを最初に発見したとき、私はそれをとてもうれしく思いました。下級生さんのファンの方々は、もっとうれしかったんじゃないかな。それに、きっと生徒さんたちもうれしかったと思う。

誰もほんとに不幸にならないっていうストーリー.....「ゆるい」っていう批判も一部で聞こえましたが。私はそうは思いません......それに、一人ひとりの出演者がとても熱心に、楽しく、この作品に取り組んでいる様子が見えて、この『ヘイズ・コード』はとてもステキな舞台だったと思います。年の初めに、こんなステキな舞台を届けてくれた、大野先生と星組さんに感謝です。

そして、『タカラヅカニュース総集編』で放映された、千秋楽のダイジェスト映像も、その舞台の雰囲気を最大限伝えるべく.....なのか、いろいろな出演者のいろいろな場面が見れて、とてもうれしかった。あいにく千秋楽の舞台を観劇できなかった私にもその楽しさは、客席の大盛り上がりの様子とともに、しっかり伝わってきました。スカイステージさんありがとう、です♪

トップスターのプレお披露目公演でもあったこの公演で、大きなアクシデントに見舞われてしまった主演・トウコさんのご挨拶は、この公演を振り返っての思いを、自分の言葉でしっかりと語っていて、とても感動しました。この言葉を劇場で、直接自分の耳で聞くことのできた皆さんが、ほんとうにうらやましい......私のお友達の多くは実際聞いていたし、私もそのチャンスがなかったわけではなかったんですけどね。残念です(苦笑)

あまりよろしいことではない気もするのですが、スカイステージでも放映されたことだし。とても感動したので、ご挨拶を掲載してしまいます。

本日は『ヘイズ・コード』千秋楽におこしくださり、本当にありがとうございました。

この公演は、私(わたくし)にとって、いろいろな思い。いろいろな発見をした公演でした。
その中でひとつ、とても大切なことを、あらためて実感したことがあります。
それは、舞台というものはけして一人では作れない。みんなで作り上げていくものだということです。
これは本当に当たり前のことなのですけれども、私はそれを少し、忘れていたような気がします。

でもそれを、私の後ろにいる出演者のみんな、そして、今、姿が見えないんですけれも、舞台を支えてくださったスタッフのみんな、そして何より、この作品を愛して劇場に足を運んでくださったお客様のおかげと、そしてお客様の、が、私に教えてくださったことです。

でもこれは、舞台上だけじゃなくって、舞台を下りても、私は一人ではない、いろんな人と関わって、いろんな人に支えられて生きているんだなということを、本当にあらためて実感しました。
皆様本当に、ありがとうございました。(拍手)

ありがとうございます。新たな星組、新たな第一歩を、このような素晴らしい形で踏み出せたこと、本当にうれしく思っています。
これからも星組を、皆様どうぞ期待してください。(拍手)

本日は本当にありがとうございました。

以前もどこかで書いたような気がしますが、

「舞台というものはけして一人では作れない。みんなで作り上げていくものだ」

これは、舞台に限らずチームでする仕事全般にいえる「とても大切なこと」だと思います。何もかも自分ひとりで背負い込むものではなく、皆が自分の出せる力を発揮し合ってこそ、いい仕事ができるのだし。また、誰もが自分の力を十分に発揮できるように、任せるところは任せ、助け合えるところは助け合う。

トウコさんも、3年ほど前の『宝塚GRAPH』で

10年前と比べ今は、皆様によって自分は生かされているという感謝の気持ちが強くなってきたと思います。

と語っていたように、トウコさん自身、自分の力でなにもかも頑張る、という考えではなかったと思うのですね。もともと「皆で作るもの」という思いはしっかりと持っていたと思うのです。

けど、次期トップに内定して。おそらく前の本公演の頃からお仕事が増え始めていたのでしょう。この年末から年始にかけてはイベントも多く、お稽古もハードだったように見受けられます。お相手のあすかちゃんも、この公演で星組に組替えになり、『コパ』で一緒だったとはいえ、何かと勝手がわかりかねるところもあったことでしょう。
トップの重責に加えて、それやこれやのいろいろな条件が重なって。自分を見失いかけてしまったのかもしれないですね。
今、プレお披露目という早い時期に、トウコさんがこの大切なことを思い出し、自分自身のスタンスを確認できたことは、とてもよいことだったと思います。アクシデントはたいへんなことだったと思うけれど、結果的にはよかった。

昔。いつかトウコさんがトップ・スターになるときは、その大きな存在感で組をぐいぐいリードしていく、そういうタイプのトップさんになるのかな....って思ったことがありました。

でも、星組で。わたるさん(湖月わたる)の下で、わたるさんとともに舞台を作り上げていくトウコさんを見ているうちに、そうではないのかな、という気がし始めました。トウコさんは、舞台を作る仲間たちに囲まれて、その中で輝きを増していくタイプの人なのかな.....と思ったのです。

真ん中に立つトウコさんを皆が支えている、トウコさんを中心に皆が頑張っている.....もちろん、トウコさんの豊かな才能は、周囲のサポートがなくても一人で真ん中に立つのに十分すぎるものであるとは思いますが.....そんな形で、カンパニーの真ん中に存在するのが似合う人だと思いました。

それは宝塚歌劇のトップスターさんのあるべき姿のひとつなのではないかな、とも思います。

そんなトウコさんを中心に、あすかちゃんと星組のメンバーが皆の心を合わせて、よりステキな舞台をたくさん生み出してくれることを、心から期待しています。

大切なものを置き忘れてきていた

この前の、その前の週末のことですが。

兵庫のじぎく国体の開会式に宙組生が出演したときの様子を『タカラヅカニュース総集編』で放映していました。

男役さんの、ちょっと燕尾服風に後ろの長い白い上着に、黒いスラックス姿は爽やかで。娘役さんの白い短めの丈のドレスに白いブーツ姿はとってもかわいくて。
ダンスはただ手をひらひらさせるだけの単純なものに見えたけど、その姿は緑の芝生に映えて、きれいだった、白い小鳥が群れているみたい。

白いV字の隊列の先頭に立つかしちゃん(貴城けい)は、晴れやかで華やかでかっこよかった。そんなかしちゃんを、恋する瞳で見上げ、自然に寄り添うるいるい(紫城るい)もかわいかった。

広いグランドの中で、宙組の新しいトップスター・コンビがどれだけの存在感を放てたのかはわからないけれど、映像で見る限り、二人ともとてもきれいで愛があふれていて、憧れられるのに十分なほどきらめいていた。

きれいだな......

思えば、宝塚歌劇を好むようになって、多くの舞台を観るようになり、さまざまな劇団事情を見聞きするうちに、この「きれいだな~」っていう自然な感動をどこかに置き忘れてきていたような気がしました。それを、宙組の新しいトップスターコンビ、かしちゃんとるいるいに思い出させてもらった.....

自然な感動.....大切なものを、置き忘れてきてはいけないなーと、深く反省したのでした(苦笑)

肩の力を抜いて.....

今頃ですが。皆様あけましておめでとうございます。

この『すみれ三昧日記』。今年もなかなか定期的な更新は難しいかもしれないですが、どうぞよろしくお引き立てのほど、お願い申し上げます♪

さて。年末は、東宝で雪組『堕天使の涙』『タランテラ』を観劇してコムちゃん(朝海ひかる)、まーちゃん(舞風りら)とお別れをし、ドラマシティで星組『ヘイズ・コード』を観劇してトウコちゃん(安蘭けい)、あすかちゃん(遠野あすか)のお披露目に接し。
年明けは、まず3日に東宝で宙組『維新回天・竜馬伝!』『ザ・クラシック』を観劇してかしちゃん(貴城けい)、るいるい(紫城るい)の儚い美しさに触れ、4日以降は星組『ヘイズ・コード』を観劇するため日本青年館に通い詰めていました(笑)

その間にも、雪組『エリザベート』の制作発表があったり、わたるさんコムちゃんの退団後の舞台が発表になったり。ワタシも慌しく過ごしていましたが、世の中もめまぐるしく動いておりました......

それはさておき。

星組『ヘイズ・コード』はとってもシアワセな舞台でした。

すごくよかったなって思ったことのひとつに、トウコちゃんに妙に力がこもっていなかったこと。
いい具合に肩の力が抜けて、舞台を楽しんでいるように見えたこと。

トウコちゃんて、悲劇も喜劇もお上手なのだけれど、気合をこめすぎてしまうっていうか、どっちに転んでもやりすぎって感じな場合が少なくなかったと思うんです。これまで。公演を重ねてアブラがのってくる頃になると、ノリすぎて「イヤ味」に見えることもなくはなく......

でも今回は、体調のこともあったからなのかな。それとも、楽のご挨拶で話していたように「皆で作り上げることの大切さを思い出した」のかな。最後まですごく軽々とレイさまを「生きて」いるような気がして。ちょっとイヤなヤツだけど、かわいいレイさまの加減がね。いい感じだな~って思いました。

その肩の力が抜けた感じが、舞台のシアワセ感や、カンパニーの真ん中に立ったときの輝きにつながったのかな.....

スポニチ宝塚通信の花井伸夫サンは、

これまで常に内面からの演技や、情感溢れる歌などで注目されてきたが、心配されていた体調などもあって“無理をしない”舞台に心掛けたのかもしれない。

それが不思議なことに本公演でのトップお披露目を前に、一段とオーラを放つ結果につながったとも言えようか。


と、おっしゃってます。なるほど......

たしかに、ギリギリ頑張っているって雰囲気のスターさんよりも、軽々とラクラクと、余裕を持って舞台に立っているほうが、より輝いているような気はしますね......

この『ヘイズ・コード』で体得して、その適度な肩の力の抜け具合を大切にして。大劇場のお披露目では一段と輝いてほしいなって思います...........大劇場のお披露目は「PCAの検閲さえ通れば3月23日公開」ですね(笑)

別れはキライです........けど。

クリスマス・イブ。

半年前ははるか遠い彼方のように思えていたその日がいよいよ現実のものになりました。雪組東京公演千秋楽。コムちゃん(朝海ひかる)とのサヨナラ。

東京地方はよく晴れて、風も少なく穏やかな朝を迎えました。今頃、日比谷では、コムちゃんをお迎えする準備も調い、到着を待ち構えているところでしょう........1ヶ月半前に私たちが日比谷でわたさん(湖月わたる)を待ち構えていたように。

テレビは年末のためか、朝から、今年お別れした有名人を一人一人紹介していました。今年もたくさんの人たちとのお別れがありました。宝塚歌劇でも、今年、たくさんのステキな生徒さんたちとお別れをしました。

私は「別れ」がキライです。昨日と同じ今日が巡りくるのは今日で終わり。それが切なくて、悲しくて。ずっと一緒にいられたらいいのに....ずっと楽しい夢を見ていたいのに.......だから、卒業式はいつも涙でボロボロになっていました。先輩が卒業するときも。自分が卒業するときも。

でも、時は流れゆくもの。人は変わりゆくもの。いまよりもっとステキな何かに変わるためには、今の何かを捨てて行かなければならない。だから、いまこの毎日に別れを告げなければならない........それは「さだめ」なのですよね。

ステキな夢を見せてくれたコムちゃんは、もっと大きな夢とシアワセをつかむために。そしてコムちゃんに続く人たちが新たな夢を見させてくれることができるように。コムちゃんはここを巣立っていかなければならないのですよね........その事実は受け入れているのだけれど、やっぱり悲しくて切なくて寂しくて.......

今日は日比谷には行きません。遠くからコムちゃんを思い出しています。今日がステキな一日になりますように。最後までステキなコムちゃんを皆がそれぞれの胸に刻み込むことができますように。

クリスマス・イブの日に、夢の向こうに羽ばたこうとするコムちゃんに。胸に満ちるこの思いを今はまだ上手く言葉にできないけれど.....

ひとまずは卒業おめでとう。そして、ありがとう.........コムちゃん。

この笑顔を信じようと思った

昨日は宝塚大劇場で宙組公演の千秋楽でした。かしげちゃん(貴城けい)のサヨナラ・ショーがあり、サヨナラ・パレードがあったのですね...........

今年4回めのサヨナラ・パレード。宙組は2公演連続のサヨナラ。たまたま、たまたまタイミングが重なっただけなのかもしれないけれど、こんなペースでサヨナラが続くと、サヨナラに対して不感症になりそうで、コワい........

サヨナラ・ショーは『コパカバーナ』で始まり、雪組時代の歌はメドレーで。
最後は『奇跡』で締めくくったそうです。

長い長い坂道登るのは 貴方ひとりじゃない......

かしげちゃんのご贔屓さんにとっては、せつないですね.......

大階段は袴姿で下りたそうです。

可能性が限りなくゼロに近づいても、あきらめない限りゼロにはならない

挨拶の中で、かしげちゃんが大好きな言葉が披露されたそうです。かしげちゃんは、どんなときに、どんな思いを抱えて、この言葉を受け止めたのだろう.......かしげちゃんからこの言葉をきいたご贔屓さんたちは、どんな思いでこの言葉を受け止めたのだろう.....

宝塚歌劇団の公式ホームページENAKともに、いつものように華やかな笑顔をふりまく、かしげちゃんの写真が掲載されていました。

かしげちゃんが宙組トップとして卒業されることには、いろいろな思いがあったけれど。この笑顔を信じようと思いました。

かしげちゃん、おめでとう、おつかれさまでした。
東京で待ってるね......

あなたの未来に幸せの光が降り注ぎますように.....

この夏の月組東京公演で宝塚を卒業された、のぞみさんこと楠恵華さんのことを、ずっと密かに応援していたことは、ここにも何度か書きました。

のぞみさんは、私が初めて月組を生で観劇したときから、リュウさま(越乃リュウ)とともに刑事役で登場されたときから、その集中力というか、オーラというか、お芝居がすきなんだな、舞台が好きなんだなっていうイメージがあって、印象に残っていました。何度か月組の舞台を観るうちに、脇役として重要な人なんだな、というのもわかってきました。

1年ほど前からは「スカイレポーターズ」としてスカイステージの画面に登場する機会も増え、機転の利いたレポーターぶりに、頭のいい人だなぁと感心することも数知れず、でした。

『宝塚おとめ』を見て、のぞみさんが私と同じ学校の出身であることを知り、密かに応援するようになりました。私の出身校は、ユニークな人材を多数輩出しているのだけれど、タカラジェンヌまでいたとは!と最初は驚きでしたが。「私の後輩を観て頂戴!」みたいな気持ちで、密かに誇りにし、自慢に思っていました(苦笑)

そんなのぞみさんの突然の.......もしかしたらご本人にとっては突然ではないのかも知れないですが.......退団の発表には、ただただ驚き、戸惑いました。大劇場の千秋楽の頃には、そんな兆しはなかったように思われたから。長く続けていれば、きっと重要な存在になれる方だと信じていたので.......

せめて応援していた気持ちだけでも伝えられればと。「ありがとう」と「おつかれさま」の気持ちを伝えたいと思い。公演中ののぞみさんに、初めてお手紙を出しました。なんだかそうしないではいられない気持ちだったのです。

それから3ヶ月と半分がたった今日、のぞみさんからハガキが届きました。

緑の袴で白い大きな花束を抱いた姿。あまりに思いがけなくて、驚いて、悲しくて、けどうれしくて.........泣きました。

のぞみさん。
あんなに素敵な舞台姿を。たくさんのステキな思い出を。
そして、こんなにステキなお心遣いを。本当にありがとう。

今はどうすることもできないけれど、この気持ちを伝えたくて。ここに書きます。ここに書いたからといって、読んでもらえるわけじゃないけど(苦笑)

のぞみさんはきっと、宝塚での経験を無駄にすることなく、しっかりとご自分の足で新しい人生を歩み始めておられることと思います。
のぞみさんの未来に、つねに幸せの光が降り注ぎますように。
心からお祈りしております。

ウメちゃん、おめでとう♪

宙組のトップにタニ(大和悠河)が内定してから、お相手は誰?っていうことがずっと話題にのぼっていたけれど。

今日、星組のウメちゃん(陽月華)がお相手に内定したことが、歌劇団から正式に発表になりました。

タニとウメちゃん。2003年に日生劇場『雨に唄えば』でヒロインと主人公の親友役で共演した仲ですね.......あの舞台でウメちゃんを見て。最初は若くてかわいらしい娘役さんだな、と思い。"Good Morning!"のダンスシーンで、そのダンスのスケールの大きさに驚愕したんですよね......それからずっと、見守ってきました。勝手に(笑)

だから、このニュースはとてもうれしい。素直にうれしい。

一時期、トウコさん(安蘭けい)とウメちゃんで、星組の主演コンビになったらいいな......って夢見ていた頃がありました。でも、トウコさんのお相手は、あすかちゃん(遠野あすか)で、今は満足してます。よかったなって思う。

タニが星組に特出してた頃は『雨唄』の3人の共演が再び見られたらいいのにな.....って思ってました。『雨唄』がとっても楽しくて、印象に残っていたから。

少なくともウメちゃんは、トウコさんかタニか、どちらかのお相手になれたらいいな.....って思っていました。だから今回タニのお相手に決まって、そういう意味でも、とてもうれしい。

ウメちゃんの星組の最後の作品は、本公演ではなくてバウなのですね..........公演の時期とか順序とか、いろいろ難しかったのかもしれないけれど、本公演の千秋楽で、皆の拍手に見送られて巣立っていってほしかったな.....ってちょっと思います。今度のバウ公演は、東上しないし.......寂しい。

それに、そんなつもりでこの間の千秋楽を見ていなかったから、心の準備が.....(苦笑)

宙組でも、ウメちゃんの個性を伸び伸びと発揮して、タニとともに、明るくおおらかで楽しい作品を作ってほしいな......まぁ、これはセンセイ方次第なのだけれど(笑)。お願いしますね、歌劇団さま♪

生粋の星娘のウメちゃん。宙組でも、皆に愛されて、大切にしてもらえるといいな.....お願いしますね。宙組ファンのみなさま♪

ほんとにね。この日が来るのを待っていました。

おめでとう、ウメちゃん♪

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